こんにちは~。桜畑です。セミリタイアして2年。退職時に使っていた靴が、そろそろへたって、ほつれや穴あき、靴底の減り…やばい状態になってきました。
通勤がなくなったとはいえ、毎日7,500歩は歩くようにしてるし、山の上にある実家の支援に通うにも、歩きやすいウォーキングシューズが必要です。
加えて趣味の音楽の練習の際も、最近は土足の会場が増えてきたので、ほつれた靴ってわけにいきません。
日々節約に励み、ひきこもりをいいことに被服費も靴下とTシャツくらいな桜畑ですが、靴だけは高いのを買うことにしました。
今回買ったのはこちら
普段履きのウォーキングシューズが税込み25,000円超えってどういうことか?
についてお話していきたいと思います。
こんな疑問に答えます
失敗しない靴選びとは?
25,000円って高くない?
高くても買うのはなぜ?
目次
1,靴を買うのがおっくうなのは
①失敗するのがいや
さんざん迷って買ったのに、どうしても靴ずれする。なんか履き心地が悪い。でも一度履いたら返品は不可。
安いものではないので、そんな失敗を何度もすると、靴を買うのがすごーくおっくうになりますよね。
以前買ったサンダル。どうしてもバックルがかかとに当たって擦りむける…。店に相談し、バックルを熱で伸ばしてもらったけどやっぱりダメ。
まだきれいだったのでメルカリに出したら、あっという間に売れていきました。
履けずに本体をムダにし、お金をドブに捨てるだけだった昔よりは、中古市場があって有り難い。とはいえ、やっぱり靴選びは難しいですよねぇ~(泣)
②どれを買っていいかわからない
人によって足の形や歩き方は千差万別。何千店という靴が並んでいても、自分に合う靴がなかなか見極められない人は多いんじゃないでしょうか。
桜畑は、くるぶしの内側の「外脛骨(がいけいこつ)」らしきものが出っ張っている上に扁平足気味。子どもの頃から足が疲れやすく、合う靴を見つけるのが難しい…。
*外脛骨は日本人の15%にしかない余計な骨(笑)だそうです。
③足になじむのに時間がかかる
新品の靴は硬い。店頭で試したのに、実際にはいて歩くと違和感がいっぱい。
なんだかなぁーと思いながら、紐を調整したり、パッドを入れたり、歩き方を意識したり…
そのうちに、「けんかしながら折り合いを見つけ、長年連れ添って替えがきかなくなった夫婦」(笑)みたいになじんできます。
適度に柔らかくなり、自分の足にすっかりなじんだ靴。毎日心地よくあちこちに連れて行ってくれた靴。
息の合った相棒とお別れするのは辛い。新しい相棒探しは面倒だ。ついついボロっとした靴を履き続けてしまうんですよね~。
2,最低限必要な数とは?
①手持ちの靴をチェック
ところで皆さん、靴は何足持ってますか?
必要にかられて増やしているうちに、靴入れの中で押しやられ、持っていることさえ忘れてしまいがちな靴たち。
新しい靴を買うタイミングで、手持ちの靴を全部出して確認してみましょう。
②よく履いているのは結局5足
今回見直してみたら、セミリタイア半径500メートル生活の桜畑は…ほとんど以下の5足で1年をまわしてました。
- 散歩、買い物、旅行なんでも使えるウォーキングシューズ 1
- ウォーキング用だけど、ちょっと改まった場所もOKの皮靴 1
- スカートに合わせやすい軽めのトラップシューズ 1
- 冬用のあったかいブーツ 1
- 夏用のサンダル 1
*このほかに冠婚葬祭や発表会用のヒール、ガチな雨の日のレインシューズ、ジム用のトレーニングシューズ
③最適な種類と数を考える
服とコーディネートして、毎日違う靴を履く…とかいうおしゃれな方もいるし、通勤の革靴は3足を順番に履いて休ませるという原則もありますよね。
しかし、会社をやめ、人付き合いは最低限の今、毎日同じようなシンプルな格好でいいし、通勤靴も必要なし。1年間、主に上記の5足で生活できてることがわかりました。
④靴選びの条件を考える
今、傷んできてやばいのは、以下の2足。
- 散歩、買い物、旅行なんでも使えるウォーキングシューズ 1
- ウォーキング用だけど、ちょっと改まった場所もOKの皮靴 1
新しい靴はこんな条件で、選んでいこうと思います。
- 毎日自分が心地よくはける
- シンプルでスッキリした見た目
- ご近所用、遠出用、旅行用を分けない
- 素材と型が自分に合っているもの
3、メーカーを絞る
①今までに履いてきたメーカーを検証する
足幅が広く、外脛骨が出っ張っていて、扁平気味…という桜畑。
歩きやすい靴を求めて、ワシントン、ミハマ、ヨシノヤ、ECCO、ASICS…といろいろ試してきました。
その中で、クセのある私でも履きやすかったメーカーをよく考えると、こちら👇
神戸生まれの婦人靴の老舗。上品だけど可愛さのあるデザイン、日本人の足にあったフォルム。靴底のつかみや足裏のクッション性がよくて、履きやすいです。下の2メーカーよりはリーズナブルなのもありがたい。
ビビッドな赤地に白のロゴでおなじみの、スペインマヨルカ島発祥の靴ブランド。左右非対称とか攻めたデザインで目立ってるけど、ふつうにおとなしいのもあるし、皮が柔らかくてとにかく気持ちいい。ショートブーツを愛用。
健康を重視した高級サンダルで有名なドイツの靴メーカー。デザインの無骨さと、足裏を圧迫する丈夫なアーチ形状パッドが痛く感じて、最初は履けなかった。後に初心者向けのサンダルが出てビルケンデビュー。足癖を正してくれるパッドが癖になり、ふだん履きの靴もビルケン化しつつあります。
②結局コスパがいい買い方
若い頃はバーゲンでよくわからないメーカーの靴をいろいろ試したりもしました。
しかし、保育園の送り迎えが始まると、そんなことは言ってられない。年齢が上がると、膝や腰の不調も出てきて、安さやデザインより、長く履いても疲れず、正しい歩き方ができることが優先になってきます。
そしてたどり着いたのが、上記の3メーカー。値段は高いのですが、つくりがしっかりしているし、大事に履くので、5年~10年使える。安い靴や合わない靴が死蔵されることを思うと、コスパがいいんですよね。
コラム
なんでスポーツブランドのウォーキングシューズを買わないの?
ABCマートや靴流通センターなどで山のように売っているスポーツブランドのシューズ。何度か試してはみたんですが、思ったよりクッション性がなかったり、蒸れて暑かったり、サイズが大きすぎて足が前に出て、かえって巻爪に当たるなどのトラブル続き。
ビルケンシュトックのような、買うときも、その後もきめ細かく対応するシューフィッターさんもいない。
デザイン的にもロゴが目立つものが多く、履きこなしが難しい。ちょっと個性的でかっこいいものは、値段が高い。それならビルケンやCAMPERの方が履き心地がいいしなってなっちゃいます。
足にクセや不調がなく、ガチにスポーツをする人にはいいものなんでしょうが…。
今後、私でも合うスポーツブランドの靴が見つかったら、またご報告したいと思います。
4,実際に買った靴は?
①まずネットであたりをつける
「散歩、買い物、旅行なんでも使えるウォーキングシューズ」はないか?上記のBERKELEY、CAMPER、BIRKENSTOCKのHPで探してみました。
デザイン的にも機能的にもよさそうだったのが、最初に紹介したこちら。牛本皮のスエード(裏側の皮)とキャンパス地を組み合わせた「ベンドロー」というビルケンシュトックのスニーカーです。以前使っていたスエードの靴も雨に強かったので、これなら遠出や旅行にも耐えられそう…。
②店頭で履いてみる
さっそくBIRKENSTOCKの直営店に出かけました。上の靴は店頭になかったのですが、写真を見せたらすぐに奥から出してくれました。
履いてみるとビルケンらしいガッチリとしたつくりで、重みがあります。かるいのがいい人には向きませんが、扁平な足裏を矯正し、膝や甲の向きをしっかり正してくれる感じ。何より足裏を指圧されるようなパッドのアーチがイタ気持ちいいです。
歩くと少しかかとがスポスポします。すると店員さんがパッドの下にもう1枚パッドを入れて調整してくれました。そういえば、前に買ったときもそうだった…。
ホエールグレイ(灰色)サンドキャッスル(ベージュ)、ミッドナイト(黒)があって迷う…。
「グレーは春服にも合わせやすい」「地味すぎるようなら靴紐の色で遊んでは?」などのアドバイスが参考になりました。
③雨の日の対策は?
雨天でも履けるかうかがったら、以下のように手入れ法を教えてくれました。
スエード靴の手入れ方法
①使う前に、スエード用の保湿、防水スプレーを3まわり噴霧する
②汚れが付着したら、専用の消しゴムのようなもので、かるく削って落とす
③万一びしょびしょになったら、固く絞った雑巾でよく拭いて、靴の中にキッチンペーパーでくるんだ新聞紙を入れてゆっくり乾かす。
(ドライヤーなどの高熱を当てると、接着剤がゆるむのでNG)
スエードクリーナーや防水スプレーも店頭でおすすめを買うことができます。あとで…と思うと手入れがおっくうになるので、速攻入手しました。
というわけで、「散歩、買い物、旅行なんでも使えるウォーキングシューズ」は、こちらに決まりました。
5,修理して履くという選択
①ボロっちくなった革靴はどうする?
問題は、2の「ウォーキング用だけど、ちょっと改まった場所もOKの皮靴」です。
今まで5,6年履いてきた「レースアップシューズ 」を持参して見てもらいました。
この写真と同じ形、濃い茶色の商品です↓
さんざん酷使したので、甲のステッチがほどけて穴が空き、靴底はすり減り、つま先やかかとの皮に細かな傷がついていました(写真撮り忘れました)。
②修理でまだ履ける!
「新品を買った方が…」と言われるかと思いきや、柔らかくなって足になじんでいるので、「ステッチ縫い直し」「靴底の取り替え」の修理で履き続けては?とのこと👍
表面のすり傷は、クリームで栄養を与え、同系色の艶出し剤をほんの少し塗ってブラシで磨けばOK。その場でお手入れしてやり方を見せてくださいました😭
経年変化で色ムラもありますが、「天然皮革の味」と考えてよいとのことです。
③修理費用をどう考える?
修理代の見積もりは約12,000円。同じ靴を買い直すと25,000円ほど。
一瞬迷いましたが、自分の足になじませる時間や手間を考えると、修理でもう少し長く履くほうがいいな、と判断しました。
近所のチェーン修理店に出せばもっと安かった?かもしれませんが、こだわり素材の靴底にはならないはず。ビルケンならではの、クッション性とつかみの良さが気に入っていたので、メーカー修理にして良かったな、と思います。
6,まとめ コスパってなんだろう
巷には安い靴があふれています。
無職無収入のセミリタイア主婦が、ふだん履きの靴に25,000円かけるって贅沢な感じがしますよね。
でも半径500メートルひきこもり生活は、つきあいの飲食代や、そのための交通費や、服とかバックとかがいりません。
結婚記念日とかクリスマスも、家でちょっと美味しいものをつくって楽しみます。
その分で、どこまでも歩けるほど心地よくて、長く履ける靴を買う👍
高級ランチは食べたら終わりですが、靴は毎日履くたびに、はぁ~がっちりして頼もしい靴だなぁ~、姿勢も正してもらえて歩きやすいなぁ~と幸せになります。
汚れたらクリームを塗り塗りして磨いてあげると、さらに愛情がこみあげます。自分の肌より丁寧なお手入れ…(笑)。
ちなみに靴磨きは、暗くて狭い玄関にしゃがんで…じゃなくて、お気に入りの椅子に腰掛け、新聞紙を敷き、映画や音楽を流したりしながらだと、さらにご機嫌で作業できます。
もちろん、「クソ高い割に地味な靴より、おしゃれして友人とランチの方がいいぜっ!」(笑)っていう陽キャの人は、それを選べばオッケー。
要するに、自分にとっての幸せとは何か?
小さい幸福が何度も訪れるのはどんなときか?
をよく考えて、そこにドーンとお金を投じると
「コスパが最大化」
するってことなんですよね。
これからも「もっとコスパいい靴買いなよ」という周囲の圧力にめげず、納得のいく靴生活をしていこうと思います👍
みなさんも、幸せな靴生活を!!
それではまた~!