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ゆるい生き方ってどういうこと? 短く働き、自由に暮らす達人の考え方がわかる本5選

2021年2月15日

「ゆるく生きよう」って時々きくけど、どういうことかな?
今からゆるんでたら仕事なくなっちゃいそうだよ
ゆるく生きる達人は、好きなこと、大事なことに集中して、少ない時間で成果をあげて、ストレスフリーに生きてるんだって。 達人の本5冊と、ゆるく生きるこつを紹介するよ

新人時代は言われたことを素直に吸収し、がむしゃらに働くっていう姿勢が歓迎されますよね。入社当初はスキル磨きに重点をおくのもよいんですが、考える暇もなく流されていると、疲れ切って生きる意味もわからなくなってしまうんです。

ある程度仕事を覚えたら、自分の生活も大切にし、ストレスフリーに働くスタイルを目指しましょう。会社で働くという選択そのものも、一考の余地があるかもしれませんね。

「ゆるく生きる達人」の5人の本を紹介しながら、「ゆるい生き方」を実現させる方法を考えてみたいと思います。

●ゆるく生きるためのおすすめ本5選

  1. 立ち止まって考える 『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン
  2. すべきことを100分の1にするコツ 『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質』安宅和人
  3. 世間の「あるべき論」を疑う 『ゆるく考えよう』ちきりん
  4. 寝る前に少しずつ読むのにぴったり 『シンプルな豊かさ』(1,2巻)サラ・バン・ブラナック
  5. ハワイの風が吹いてくる 『ゆるい生き方』本田直之
  6. まとめ 悩むところからはじめよう

このブログを書いている人 桜畑(さくらばたけ)は30余年働いた会社を50代で早期退職。子育て中は「ゆるく働きつつ成果を出すチーム」づくりや、「しない家事」を実践して今に至ります。ほんとうにゆるい生活ができるのは会社を辞めてからですが、「ゆるさ」を意識することで、仕事も効率化し、生き方の道筋もみえてきますよ。

1,方向性は合っているか? 立ち止まって考える 『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン

『あやうく一生懸命生きるところだった』はこんなエッセイ

25万部のベストセラーになった、韓国のイラストレータのエッセイです。著者は隠れ浪人までして芸大級の美術大学を卒業するも、何者にもなれずに就職します。40代を前に、働いても報われない会社員生活に疑問を抱き、なんのプランもなく退職。フリーのイラストレーターとしてもオファーはなく、昼からビールの生活に。未婚で家なし、だが「不便でもなく悲しくもない」ことを発見します。

明るい愚痴が癖になる

なにかで成功する物語だろうと予想して読み進むと、最後までぐだぐだと社会、会社、そして自分への愚痴めいた考察で終わり、期待は見事に裏切られます。ほのぼのとしたイラストともに延々と続く「ぼやき」。がんばっても報酬は上がらず「やりがい搾取」をされる閉塞感がこれでもかと語られますが、ユーモラスで明るいトーンなので、読んでいて辛くなりません。

一度立ち止まることの重要性

経済が停滞し、努力が報われない状況に苦しんでいる人は多いと思います。閉塞的な状況からいちど離れ、心身を休ませながら、じっくりと方向性を考える。思い切ってその時間をつくった人は、その後の人生が大きく変わる可能性があります。

何も持たずに会社を降りたハ・ワンさん。まったりした暮らしから、ふわふわと紡ぎ出されることばに浸っているうちに、「うーん、いちど休んでみるのもありかなぁ」なんて気持ちになってくるのではないでしょうか。

好きなことが成功につながる

結果的に、ほのぼのとしたイラストと「愚痴&考察」のゆるい鋭さが多くの人に刺さってこの本が売れました。なので著者は、とうとう成功を収めたってことですね。

「一生懸命=善」「休まない=偉い」といった固定観念から離れるためにも、一読をおすすめします。

ほんの少し顔を上げて周囲を見渡すだけで、ほかの選択肢がいろいろあると気づくのに、執着してしまうとそれが見えなくなる。たった1つ、この道だけが唯一の道だと信じた瞬間、悲劇が始まる。

ゲーテは言った「人生とは速度ではなく方向」であると。

だからたち止まった。それがすべてだ。

「頑張らない人生」なんて初めてだ。だからこれは人生を賭けた実験だ。

一度くらい、こんな人生を歩んで見たかったんだ。あくせくせずに、流されるまま、どこへ流れつくかもわからないけれど、愉快な気分で堂々と。

『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン

2,すべきことを100分の1にするコツ 『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質』安宅和人

『イシューからはじめよ』はこんな本

紙の本の帯のことばは「やるべきことは100分の1になる」。インパクトありますね。イシューとは、かんたんに言うと「解決すると一気に変化が起こるような本質的な問題」。イシューを考え抜くことで、つかった労力・時間に対する成果を、とてつもなく大きくすることができます。

この本ではイシューを発見するための勉強法・考え方や技術を余すことなく伝えてくれます。そのコツは、現場に出向いて「一次情報」にふれ、感じ、自分の頭で考えることだといいます。

密度が濃く、哲学的で、この本そのものがまさに「イシュー」。累計30万部のロングセラーになるのもうなづけます。

ゆるい生き方の根底にあるイシュー発見力

たとえば「どうぶつの森」というゲームは、まったり魚釣りをしていてもなかなか未来は開けません。攻略するには、手に入るものの価値を高めて(木の枝で家具をつくるなど)稼ぐこと。島の発展スピードが倍増します。

一見、魚釣りしてる方が、ゆるく生きてるって、思いますよね。しかし家が広がり、橋がかかり、住民が喜び、人口が増え…と変化を体感すると、プレーヤーはワクワクします。魚釣りだけではたぶん3日で飽きて終わり。思い描く自分の夢の島に到達するために、最短距離でどう実現するかを考えたくなるのです。

ゆるく生きるために、ゆるく生きる

人生は持っているもの(自分のスキル、時間)を有用な価値に高めて、人に貢献し、自分や家族、社会を変化させて幸せにするゲーム。こう考えると、本質は「どう森(あつ森)」と同じです。

目的は何か。本質的問題と解決法は? ここを考えて注力ポイントを決めると、短い時間でまっすぐゴールに向かうことができます

ゆるく生きるためには「考える時間」が必要で、達人たちは「ゆるく生きるためにゆるく生きている」とも言えます。

目の前の顧客に対応し、報告書つくりにプレゼンに…日々追われる毎日。しかし、その仕事はどんな価値を提供しているのか。本質的な問題解決にまっすぐつながっているのか? 『イシューからはじめよ』を常に意識することが、「ゆるい生活」への「遠い近道」になっていくはずです。

「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること。

「考える」=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること。

この2つ、似た顔をしているが実はまったく違うものだ。

仕事とは何かを生み出すためにあるもので、変化を生まないとわかっている活動に時間を使うのはムダ以外の何ものでもない。これを明確に意識しておかないと「悩む」ことを「考える」ことだと勘違いして、あっという間に貴重な時間を失ってしまう。

『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質』安宅和人

3,世間の「あるべき論」を疑う 『ゆるく考えよう』ちきりん

『ゆるく考えよう』はこんな本

「社会派ブロガー」として多くの著書をもつちきりんさんの最初の著書。原点となったブログ『Chikirinの日記』を再編集したものです。ブログが「12歳の私」に向けて書かれているだけに、とても読みやすい文体です。

そして「目標は低く持ちましょう」「人脈づくりは多分無意味です」など、説得力のある論理展開で、長年の常識をひっくり返し、ラクに生きる思考を伝授してくれます。

「イシューからはじめる」と、どうなるかがわかる

ちきりんさんは前述の安宅和人さんと同世代で、同じマッキンゼーという最高峰のコンサルティング会社に在籍されていました。通底する考え方や論理構造に共通点が多く、前述の『イシューからはじめよ』の実践版として読むと、両者の理解が深まります。

人生を見通す視点ー「3☓3分解図」

私はちきりんさんのブログの拠点である「はてなブログ」を仕事で利用していたので、「Chikirinという人のブログがすごい」とネットの情報をキャッチして、リアルタイムでこの本の内容を読んでました。特に衝撃だったのが、「仕事・家庭・趣味『3☓3分解図』で人生設計」の項。

共働きママ、専業主婦、仕事が生きがいのサラリーマン…様々な人をこの図で分解し「人生で同時にこの3つを選べるのは恵まれた人だけ」と結論。ちょうどその3つを抱えて悪戦苦闘していた自分に刺さり、その後の早期退職のきっかけとなりました。

家を買うか借りるか、結婚をするかしないかといった人生の大問題にも、サクッと決断への道筋を教えてくれる良書。すべての人に読んでほしい本です。

自分を縛っているもの、それは社会規範であり世間の目です。もしくは、自分の心の中にある「自己保身欲」や「プライド」「不安感」といったものが自分の生き方を強く縛っていて、本当の意味で自由に生きることを妨げていると気づいたのです。 

形式的に自分を縛るもの、たとえば家族のために働く必要があるとか、介護や育児をしなければならないというわかりやすい縛りがあると、まるで自分はその縛りがなければ自由になれるかのような幻想に浸ることができます。高校生の私が「経済力さえあれば自由になれる」と信じていたように、です。けれど、そういった「安直な言い訳」から開放されると、人は本当に自分を縛っているものと対峙することになります。

『ゆるく考えよう』ちきりん

4,寝る前に少しずつ読むのにぴったり 『シンプルな豊かさ』サラ・バン・ブラナック

『シンプルな豊かさ』はこんな本

全米にシンプルブームを巻き起こした本。著者のサラ・バン・ブラナックさんは、女性の生き方にフォーカスする作家です。若い人には「お母さんの本棚にありそうな本」って感じでしょうか。

著者は、日常の雑事や欲(お金や名声)から離れ、真の自己の幸福に到達する道を「シンプルな豊かさ(Simple abundance)」と呼びます。シンプルな豊かさを求める心の旅を、2年間にわたり続けた上で、その気づきや提案を、365日の日記に書き連ねたのがこの本です。

具体的なヒントがいっぱい

暮らしの知恵本としても優秀で、季節に沿って、ガーデニングアロマ整理整頓のすすめなど心を整える暮らし方を、毎日少しずつ学ぶことができます。

章の最後には「雑念をノートに吐き出す対話日誌」「花を飾る」「10歳の頃の写真を置く」など、心の旅を後押しする具体的なヒントが、山のように書き連ねてあり、何からするか迷うほどです。

今日の日付のところや、パッと開いて気になる見出しのところから気軽に読めるのがいいですね。私はベッドサイドにおいて、寝る前に読んでました。

「魂」「大いなる存在」といった宗教的な言葉が気になるかもしれませんが、普遍的な哲学、真理としてさらっと受けとればよいと思います。

減速して自分をとりもどす

ぜんたいに流れるテーマは、雑用に翻弄されやすい女性が、いかに多忙さを脱却して減速し、自分を取り戻すかということです。古くはアン・モロウ・リンドバーグの『海からの贈り物』、ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことをやりなさい』と同じような雰囲気があり、提案にも共通部分が多いです。

仕事、家庭、子供、親…いつでも複雑で、気ぜわしく何かに追われている女性の生活。なんなんだろうこの人生…くたびれたなぁって思ったとき、これらの本をひもとくと、「悩んでるのはあなただけじゃないですよ」って、先輩がやさしく背中をさすってくれるようで、癒やされますよ

毎日の生活の中で欠けているのは、本当の意味で、生きている現在を楽しんでいるという感覚です。

私たちは満足感をもたらす、ちょっとした純粋なときを味わうことを学ばなければなりません。クッキーの新しい作り方に挑戦してみましょう。ゆっくり時間を取って花を活け、花の色や香り、美しさを愛でましょう。日差しを浴びながら玄関の階段で紅茶を飲みましょう。喉を鳴らすネコを五分間なでててやりましょう。単純な楽しみが待っています。単純な楽しみは見過ごされがちです。

『シンプルな豊かさ』1月~6月『シンプルな豊かさ』 7‐12月 サラ・バン・ブラナック

5,ハワイの風が吹いてくる 『ゆるい生き方』本田直之

(最新版は文庫になり、表紙は変わっています)

『ゆるい生き方』はこんな本

著者の本田直之さんは『レバレッジ仕事術』などの著者で、「少ない労力で大きな成果をあげる」をテーマに会社を経営し、教育や投資を行っています。東京とハワイを拠点に世界を旅しつつ仕事をするスタイルでも有名です。

本書は本田さんが提唱する「ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣」を「思考、環境、行動」の順に解説したもので、「楽しいか楽しくないかで判断する」「本当に足りないのか?を考える」「目的もなく海に行く」「行きつけのゆるい店をつくる」など、魅力的なタイトルが並んでいます。

最初は憧れながら読むだけでいい

この本が書店に並んだのは2010年。会社員の仕事と家庭でいっぱいいっぱいだった私は、手にとってみたものの、「年の半分はハワイで、ビーサンにカジュアル服で遊びと仕事の境目がないって、どういうこと?」って思いました。うらやましいけど、憧れるけど、どうしたらそこに行けるの??? と。

ただ、この本、表紙や本文の紙の、マットで柔らかい手触りや、くすみピンクの癒やし系イラストにほっこりさせられ、ついつい手にとりたくなるんですね。パラパラめくっているうちに、ま、とりあえずできることからやってみようかなって気になってくるんです。

贅沢品やマイホームに翻弄されず、スキルと友人を持つ

その頃から私は、定期的にカフェに行ったり、趣味の音楽を再開したり、「ゆるい生活」の一端を実践するようになりました。そして10年後、めでたく早期退職し、「ゆるくてストレスフリーな生活」を手に入れることになります。

満員電車とお別れし、陽光の差し込む部屋で、好きな服を着て好きな本について書いたりしていると、この本の言わんとすることがほんとうによくわかります。

クビや減俸を恐れていると、会社にしがみつく生き方になって、心の余裕が生まれない。だからこそ贅沢品やマイホームの取得は危険であること。時間をかけて、応用のきくスキルや強み、趣味や生涯の友人を築いておくことをすすめているんですね。

私は結局30年以上もの準備期間?の末に、自由を手に入れました。でも、時代は大きく変わっています。毎日の仕事が憂鬱で、もはや自分が何をしたかったわからないって、感じている方には、副業を始めるなど、少しでも早く、会社や組織の息苦しさから抜け出して、「自分軸」で生きる環境を手に入れてほしいなって思います。

仕事が変わっても、会社が変わっても、住む場所が変わっても、何があっても変わらない自分の軸をつくっておけば、会社にしがみつく必要はなくなります。趣味や資格もそのひとつでしょうし、生涯の親友もそのひとつでしょう。

もっとも、これは短期間でできるものではありませんし、急ごうとするとかえって余裕のない日々になってしまいます。焦ることなく、4~5年は時間をかけるつもりでゆっくりと準備をしていきましょう。

『ゆるい生き方』本田直之

まとめ 悩むところからはじめよう

どうでしたか?ゆるい生き方ってなんとなくわかってきましたか? 

「問題の本質を考える」とか、「どこでも通用するスキルをつける」とか、意外とハードな道のりじゃない?
ふつうの人にはできないよー
確かにそう見えるけど、5冊の本の著者たちだって、もともとは多忙なサラリーマンやワーキングマザー。あきらめる前に、自分は何が嫌で辛いのかなーって、ちゃんと悩むことから初めてみればいいんじゃないかな?

以下のポイントを意識して、あたらしい習慣をつくっていきましょう!

ポイント

●仕事や家事は生産性を高めて密度濃く終わらせ、ゆったりしたプライベートを過ごす

●立ち止まる時間を持ち、自分を縛っている考え方から自由になる

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