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フリクションボールペンが壊れたけど、0円で直してみたら、ちょっと頭がよくなった話

フリクションボール、壊れたけど0円で直しました。直すの楽しい。

全色セット。そそられます。
主に使うのは赤だけなんですが。

みなさん、フリクションボールペン、使ってますか? 私は赤のフリクションボールをペンケースと自室とリビングそれぞれに一本ずつおいています。芯は0,5と0,7。何に使うか?というと…

  • カレンダーや手帳に大事なことを書き込む
  • 忘れてはいけない買い物をメモする
  • 読書ノートを読み返しながら、赤線を引いたり、ぐるぐるする
  • 毎日の TODOリストの、完了して特に有意義だったものに花丸をする 
  • 楽譜に変更や注意点を書き込む(あとで消す可能性が一番高いのはこれ)etc.…

なのでいつでもどこでもサッと手にできるように3カ所においています。

芯を替えたら、あれっ?

芯を入れてもブカブカで書けなくなっていた。

昨日、一本が書けなくなったので、を買ってきました。

赤と黒の芯は3つセットでしか売ってないですね。

しかもいろんな種類があるので、本体を持っていって、店員さんに聴くのが確実。

で、本体の真ん中をねじると、簡単に芯を入れ替えられます。

ところが、試し書きしようとすると、

ぶかぶかして芯が引っ込んでしまう。

あれー昨日までちゃんと書けてたのにおかしいなー。 新しいの買おうかなー? しかし、なんかくやしい。

検証したらバネがなくなっただけだった

ペン先にバネが入っている

で、もう一本の方をよく見たら、ペン先に写真のようなちっさいバネが入っている。それをどっかで落としたんですね。

こんなバネ一本のために今のを捨てて新しいのを買うのはもったいないなー。なんとかならないのか。

そんなときはグーグル先生です。

さっそく「フリクションボール バネ」で調べたら、それっぽいバネ、いっぱい売っているんですが、一個だけって売ってくれないし、サイズが合うかもわからない。

そしたら、ある悩み相談ページに親切な人が「店で取り寄せもできるけど、似たような使ってないボールペンをばらしたて、転用すれば?」って書いてくれてたんですよ!!

使わないボールペンから拝借!!

使ってなかったボールペンをばらす
先端から細いものを入れてつつくと、バネが「収穫」できる

なぜかうちに3本もある東京商工会議所のボールペン。これがどうやらフリクションノックと同じ構造らしい。

真ん中をねじってばらし、芯を取りだします。案の定先の方にバネがみえたので、クリップを伸ばした針金でぐっぐっとつつくと、バネがころっと出てきます。

これ、大きさいけるんじゃないかな?

いらないペンから拝借したバネはぴったりだった!

要らないボールペンのバネを入れる
芯を押し込んで、胴体を閉じるとちゃんとノックできるように。

このバネをフリクションボールに入れて、新しい芯を差し込み、ぎゅっと本体を閉じます。

ノックしてみると、無事に芯が出てきてしっかり固定されました。書き味も元通りです!!

0円で直せたー! わたしえらーい!

お金を使わずに、自分で直す体験から得られるもの

今回愛用のフリクションボールが壊れて直るまでを長々と書いたのは、自分で直すことで得られる体験が、それに費やす時間に対して充分なメリットを与えてくれると思ったからです。

もし新品を買った場合、失うものは220円とそれを買う数分くらいです。そしてまだまだ使えそうなペンを捨ててしまう罪悪感がちょこっと残るけど、資本主義社会において、商品を消費して経済をまわすことに貢献したともいえる。

一方で今回のように直して使った場合、修理方法を調べ、バネが使えそうなペンを探し、入れ替えて…と買うより多少の時間がかかります。いろいろやっても直らないという結論に至ることも。

でも実際に手を動かして直したときに得たものは以下。

  • 修理方法を探索する楽しさ
  • ほんとうに直るかな?というささやかなわくわく感。
  • ノック式のボールペンの基本構造を理解した嬉しさ。
  • バネをどうやって取り出すか?という問題解決脳の発動。
  • きれいに直ったときのちょっとした感動。

結論。直して使うと頭も気持ちもよくなる

何かを壊してしまって、修理するという行為は、後ろ向きで面倒なことって思う人は多いです。壊れちゃった、壊しちゃったって思うと萎えるし、専門家に頼むと案外なお金がかかってしまったりします。

けれど、昔はメーカーや専門家にきかないとわからなかった情報…ものの構造や型番、修理方法などはぜんぶネットに出ています。修理に必要な部品もネットにあるか、今回のように代用品が見つかります

インターネットの検索技術と、親切な人々の情報発信のおかげで、私たちはいつでも専門家の脳にアクセスできるようなもの。身の回りの課題は、その拡張された脳を借りながら、自分の頭と手を働かせて解決すると、意外な満足感、達成感が得られる。そういうものは、日々の自信や幸福感の土台になります。

忙しいときにお金を払って買い直したり、専門家に任せるという合理的選択ももちろんありです。

でも、自分でなんとかできないかな?って考える方が、確実に頭がよくなる。そのよくなった頭で、今の忙しさをどうにかすることを考える方が(笑)長期的に幸福になれそう。

ちょっとめんどうだけど、調べてやってみる習慣を、大人も子どももつけておきたいと思います。

メモ

ノック式のフリクションボールは、手帳や資料の書き込みにスピーディーに使える。
ノックはクリップで行い、ノック面が大きく、ノックしやすい形状。

【こすると消えるフリクション】
POINT1:こするとインキが透明に。
POINT2:こすっても消しカスがでない。
POINT3:何度でも書き・消しが可能。

【フリクションインキの仕組み】
フリクションインキは特殊なマイクロカプセルが色素の役割を果たしている。カプセルに含まれる3種類の成分の組み合わせが摩擦熱により変化し、インキが透明になる。

【注意】
証書類、宛名など消えてはいけないものには使用しない。(残念。宛名こそ使いたい)


・直射日光のあたる場所や、高温になる場所に置かないで。60℃以上になるとインキが無色になります。
・-10℃前後になると消去した筆跡が戻る場合がある。
・紙以外への筆記には使用しない。
感熱紙など紙の種類や印刷物の特性によっては消去に不向きな場合がある。
・消去用のラバーに汚れがついたまま擦ると、紙面が汚れる。ふき取るなど汚れを落としてから使う。
・マークシートには使用できない。

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