こんにちは。桜畑です。
コロナが一瞬落ち着いたこの年末年始、イベントが目白押しでした。半径500mひきこもりの私も、この時期はとつぜん陽キャに変身。
家を掃除して花を飾り、クリスマスツリーを出したと思ったら引っ込め、鏡餅と新年の飾りをして、おせちづくり。家族、親戚が往来し、親との旅行(半介護)に出かけ…。加えて趣味の楽器演奏も、新曲の特訓時期。パソコンに向かう暇がない…。
そうこうしているうちに、オミクロンくんの襲来で、あっちこもこっちも蔓延防止期間に突入間近。ようやくまた静かな日常が戻ってきました。
今年も、本来の陰キャラを大切に生きていこうと思います。
というわけで、遅ればせながら2021年に読んだ200冊の中から、下半期のおすすめ本をご紹介していきましょうっ!
上半期に読んだおすすめ本はこちら👇
50代セミリタイア 2021年のおすすめ本① 自分の軸をつくるってどういうこと?
目次
🤖AIロボットと仮想空間が日常になる世界 『本心』 平野啓一郎
家族が毎週買ってた『週間モーニング』というコミック誌。お固い小説とは縁のないはずの誌面に、突如、純文学『空白を満たしなさい』がイラストつきで連載されました。
スリリングでおもしろい上に、発表のかたちの先進性にもびっくり。以来、作者・平野啓一郎氏の作品は必ず読んでいます。
2021年5月発刊の『本心』。超シンプルなタイトル。ヨーロッパの名画みたいな表紙。一昔前の私小説?をイメージさせますよね。ところが中身は、ぜんぜん真逆の近未来小説。
たった1人の家族だった母を失った主人公、朔也(さくや)。遺されたわずかな資産を母のVF(ヴァーチャル・フィギュア)の製作に投じます。生前の記憶やふるまいをコピーした「AI母」から、60代の若さで死を選ぼうとした秘密をききたいという切望からでした。
そんな朔也の職業は「リアルアバター」。VRをつけた依頼人に成り代わって買い物や旅行に出かけ、願望かなえるという未来の便利屋(結構ブラック労働)という設定。母の死と、意味の見いだせない仕事のはざまで絶望しつつ、格差の問題を考え続けます。
何のために存在しているのか?その理由を考えることで、確かに人は、自分の人生を模索する。僕だって、それを考えている。けれども、この問いかけには、言葉を見つけられずに口籠ってしまう人を燻り出し、恥じ入らせ、生を断念するように促す人殺しの考えが忍び込んでいる。勝ち誇った傲慢な人間たちが、ただ自分たちにとって都合のいい、役に立つ人間を選別しようとする意図が紛れ込んでいる!僕はそれに抵抗する。
『本心』より
僕たちが「生きていていいのか」と問い詰める側に立ってしまえば終わりじゃないか、と。
朔也はある日、リアルアバターの仕事中のあるできごとをきっかけに、とつぜんネットの英雄として脚光を浴びます。そのきっかけをつくったイフィーは、身体に障害を抱えながら仮想空間のアバターのデザインで大金を稼ぐ天才クリエイターでした。
そこから朔也の生活は、底辺から浮き上がり、希望に満ちた人生へと転換。
徐々に明らかになる自身の出生の秘密や、思いがけない母の思考や人間関係。
やがて「AI母」への依存を脱し、自己の生きる意味、方向性を見つけていく心の旅が、じっくりと描かれていきます。
そうしたストーリーとは別に、近未来の生活をリアルに体験したような気になれるのが、この小説の楽しいところなんですよね。
たとえば、本物そっくりの「AI故人」との会話で、死別の寂しさを埋められるテクノロジー。さらにそのAIを貸し出してお金おを稼ぐこともできる未来とか。
あるいは、どんな出自や外見、障害を持っていても、メタバース(仮想空間)の中で輝ける上、個性を仕事にして食べていける世界とか。
あのフェイスブック社が「メタバース(仮想空間)」の「メタ」に社名を変えた2021年。近い将来、世界の人々が仮想空間の中で自由に交流し、遊び、仕事をし、仮想通貨でモノを買う生活が当たり前になっていくらしい。
そんな年に、前回紹介した『2030年:すべてが加速する世界に備えよ』でテクノロジー進化の概要をつかみ、この小説を読みながら近未来に入り込む…っていう読書体験はなかなか意味のあるもので、おすすめですよ!
2022年は、どんな「未来本」がでてくるか? 今からワクワクですね!
🎁捨て自慢の本かと思ったら哲学書だった『ぼくたちにもうモノは必要ない』 ミニマリスト 佐々木典士
50代は、家の中の持ち物がピークになる年代。整理収納の本も製作したことのある桜畑は、断捨離は苦手じゃない。リタイア直後には家中ざっくり整理したけど、今年もまだまだモノを減らさねば! ミニマリストみたいななんにもない生活にも憧れます。
ただ多くのミニマリストは実家から出て都会で新生活を始めた独身男性。床しか見えない部屋にクッションひとつとスマホだけ…って、実家にモノ置いてるくせに…とか思ってました。
この本は、さすが、ミニマリストのバイブル的存在。巻頭には子育て真っ最中の4人家族のスッキリ部屋の写真もあって、誰でも目指せることを証明しています。
編集者である筆者、佐々木氏の元々の部屋は本やCD、写真、アンティーク雑貨、カメラ、自転車工具…と凝り性の性格が災いした汚部屋。5年間かけて手放していった結果、「大事なものに集中」できるようになり、生活と思考が激変します。
本もCDも趣味用品もすべて処分。机も椅子も捨て、マットレスもテーブルもテレビも手放す。結果、小物入れがテーブルの修行僧気分に。
極端から極端に変化する過程が書かれていて、読んでいて爽快な気分を味わえます。
そして3章の「捨てるリスト55」は圧巻。
- 捨てることは「失う」ことではなく、「得る」ことである
- 永遠にこない「いつか」を捨てる
- デッドスペースはデッドスペースのままにする
など、捨てられないマインドを突き詰めた上での目鱗なアドバイスが満載なのです。
これが目次に拾われていないのが残念。
なので、逆にちゃんと本を開いて1項目ずつ読みながら捨てていく、なんていう使い方もいいですね。
ミニマリスト生活に移行して筆者は考えます。モノを持ちたい理由は「自分の価値を伝える」ためであり、ひいてはモノ=自分だったのではないかと。
モノ=自分だと思いこめばさらにモノは増えていくだろう
こうして買ったモノを維持管理させるために人は膨大なエネルギーと時間を費やしてしまうことになる。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』より
今、この瞬間の幸せを感じ、感謝できるようになったという筆者。
捨てることは技術であり、誰でもできるようになると思わせてくれる説得力。
今日から捨てるぞーっ!ってモチベーションを爆あげしたい人は、ぜひ、本書を買いましょう。
「話せば話すほど外国語が上達するように、捨てれば捨てるほど、捨てることは上手になっていく」そうです。
有益過ぎて、紙の本を買うと捨てられないので(笑)、キンドル本がおすすめです!!
💀だから読みたくなかったのよ~『隠された奴隷制』 植村邦彦
桜畑が会社員時代、うすうす気づいていたけど、考えないようにしてたある疑惑。
会社員って、もしかして奴隷じゃないの?
だって
あまりにも拘束時間が長い。
護送列車に揺られて毎日決まった場所に行かなければならない。
なにより精神的にいろいろ縛られてる気がする…。
50代で会社から逃走し、「セミリタイア主婦=賃金労働をしない自由人」になってみると、その勘は結構当たっていた。
今なら長年の疑念に向き合えそう…と思って読んでみたのが、この過激めな新書『隠された奴隷制』。
💀賃金労働者=奴隷 という見たくない真実を、歴史的、理論的に解き明かした労作です。
著者は社会思想史、特にマルクスが専門。会社の方針に従ってせっせと働く私達に、実は搾取なんですよ〜という事実を歴史的に説明してくれます。例えば…
- 資本主義は奴隷労働の上に成立した
- 奴隷制度が廃止されるとともに、僅かな賃金と引き換えに登場したのが、「自由な労働」の名で正当化された「産業奴隷状態」=現代の労働者
- 労働者の賃金は、職場から逃げず、誇りを保てるギリギリラインに抑えられる
- 実際は半年分の給与で、1年分働いている
- 給与=労働の対価に見せることにより、無償労働の搾取が覆い隠されている
- 現代の労働者は、自分の労働力の販売を、たえず「更新」するために、自ら自己啓発をし、能力を高めている…
ブルブルブル…。読んでいて背筋が寒くなります。
確かに「お金か人生か」という本を読んで、「真の時給」を計算したときに、あれ~? こんなに低いの?ってなりました(*)。資本主義&会社というものが、そういう構造になっているってことなんですよね。
*『お金か人生か』【まとめ&感想】セミリタイアやFIREの本質がわかる本
もう一度繰り返しておこう。奴隷制がなければ、資本主義はなかった。近代資本主義世界システムが成立するためには、奴隷制プランテーションは不可欠だった。そして今もなお、「自由な労働者」というヴェールに覆われた「隠された奴隷制」がなければ、資本主義は成り立たない。それが、私たちがこれまで生きてきた世界、世界史的現在なのである。
『隠された奴隷制』より
お金をもらって、自分磨きできて、会社っていいところだな…と思っていた20代。家のローンと子どもの学費に追われて、必死で働いた30代、40代。
今まで生きてきた道を、「あなたはずっと搾取されてきたのだぁ~っ!」とか言われるのは辛いです。
著者は対抗策として、「組織化されない政治的活動」があるよ…と囁いてきます。「サボり、逃避、常習欠勤」などの不服従を実践するのはどうですか?…と。
過激!だけどちょっとおもしろかった。
まあ、実際には、悪評やクビを恐れてなかなかできるもんじゃないですよね。だから私、セミリタイアして「永遠のサボり」に入っちゃったわけなのか…?!
そんな救いようのないこの世界の闇を説明したのち、終盤で著者は言います。
「賃金労働者にも自らを開放する絶対的な権利がある」と。
たとえば「ブラック企業」という言葉ができた効果。「給料が低いのも、残業が多いのも自己責任」という社会通念がガラリと変わり、「ブラックなのは会社の責任」であることが広く共有され、労働環境は確実に改善しました。
また、「協同組合、NPO、財団、共済組合、フェアトレード、マイクロクレジットなど、雇用されない生き方」の選択肢が世界的に広がっていることを示唆します。
そもそも私たちが、会社(資本家)に頼らざるを得なかったのは、工場を立てたり、原材料や用具を用意するのに大きなお金が必要だったから。
もしみんなが「パソコンorスマホ1台」で、自由な時間と場所で主体的に働けるようになったら、人類は本当に「隠された奴隷制」から逃れられるのかも。私たちは大きな歴史の転換点に立っているんだな、とか、ちょっと希望的になれました。
恐る恐る読んだ「過激本」。人生を否定される危険もあるけど、常識の真逆から物事を見る視点を与えられます。たまにはこういう本で、常識(=自分が信じたいこと)をひっくり返してもらいましょうっ!!
*その他、刺激的だけどおもしろかった労働や経済に関する本
💘「欲求の5段階説」をもっと深く知る『マズローの心理学』 フランク・ゴーブル
マズローさんと言えば、心理学や産業分野に大きな影響を与えたユダヤ系アメリカ人心理学者。公務員の昇進試験にまで登場する「欲求の5段階説」を唱えた人として有名ですよね。
一番下の生理的欲求から始まり、順々に願望を満たしながら自己実現していく…というピラミッドの図。どこかで見た人は多いんじゃないでしょうか?
桜畑も20代のときにこの図を見て、なるほど~、人間はお腹がいっぱいで安全で愛情に包まれて初めて「人間性」を高めていけるのだなと感心。子育ての上でもとても役立つ考え方でした。
当時、元の思想を知りたいと思って著作を探したんですが、『人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ 5,500円』って目玉の飛び出すお値段(笑)で、分厚そうで、ちょっと手が出なかった。
それから月日は流れ、去年図書館で出会ったのが『マズローの心理学』。フランク・ゴーブル氏という研究者が、マズロー先生の膨大な著作や、講演や論文、随筆等々も集めた上で、本人の助言を受けつつエッセンスをまとめた本なんだそうです。
1972年発刊で、文字も小さくギュッとつまってますが、小見出しをたよりに拾い読みしていくと、マズローの真髄に近づける感じ。
欲求の5段階ピラミッドが、あまりに見事にまとまっているので独り歩きしてますが、元々はマズローが世の中で活躍する「卓越した人々」の特徴を研究して導き出された法則みたいです。
なので、この本には健康的で創造的で、完全な自己実現を達成した人の特徴が、これでもか、と記述されています。
自己実現する人間の特徴
- 人の望むものでなく自分の人生を明瞭に見る力がある
- 人間を見抜く力がある(結婚相手の選び方が平均に比べ適切)
- 仕事は、遊びとの区別が曖昧で、楽しくてしょうがないものになる
- 創造的で柔軟。勇気があり開放的
- 謙虚で他人に笑われることをいとわない
- 高度に独立しているが、人間関係を楽しむこともできる
- 名誉、威信、報酬を切望することは少ない
- 異常な集中力があり、われを忘れてしまうことがある
- 使命感があり、社会問題の解決のために働く
ほうほう、過集中して周りが見えなくなることとか、1人になりたい気分とかは「自己実現する人」の特徴でもあったのか! よかったですね、皆さん(笑)。
後半には、「恐怖、不安、心配、不安定」などのネガティブ感情が生まれる根源的な原因についての理論が解説されています。
おおまかに言うと、他人の意見や反対を恐れ、自分の心理的欲求に忠実になれなかったことが根底にあるというのです。
その原因は、ピラミッドの図でいうと、幼児期などに2番めの「安全欲求」がくじかれた結果、本当にしたいことは何かという自己理解ができていないためだと。
マズロー以前の精神医学は、宗教や教育が及ぼした「不適切な罪悪感」を、意識変革によって取り払うように、患者にすすめていました。
しかし、マズローは、「真の罪悪感は、その患者が自己の可能性に応じた行動ができなかったことである」と主張。そして罪の意識が気づかせてくれる、自分の「正当な欲求」を満たすことで、人間的な成長をうながしたんだそうです。
この本の83ページには、上のシンプルなピラミッド図の元となった、詳細な図が掲載されていて、びっくり! 5段目はとても面積が大きくなっていて、その上に「自己実現」と書かれています。
各段階のテキストを拾うとこうなっています👇
アブラハム・マズロー:欲求の階層
- 1段目 生理的 空気、水、食物、庇護、睡眠、性
- 2段目 安全と安定
- 3段目 愛、集団、所属
- 4段目 自尊心、他者による尊敬
- 5段目 真 善 美 躍動 個性 完全 必然 感性 正義 秩序 単純 豊富 楽しみ 無礎* 自己充実 意味
*来る者は拒まず去る者は追わず
簡易版のピラミッドだとイマイチわからなかったけど、一番上の段には、「人間の徳」とも言える要素が、ずいぶんたくさん詰め込まれていたんですね。
マズローの没後50年以上たった現在、就職活動時に行う「自己理解ワーク」をはじめ、自分らしさや強みの発見の重要性がようやく浸透してきました。
自分を知り、本来の欲求にしたがって生きることができれば、身体、精神の病気はずっと少なくなると信じていたマズロー。
自分に正直に生きることは昔も今も難しいけれど、元気がなくなったとき、人生につまづいたときは、自分は自分を生きているか?をチェックするチャンス。マズローの思想に触れながら、自己実現への道筋を組み立て直すのもよいんではないでしょうか。
*合わせておすすめ
「自分自身を生きる」ことへの勇気を与えてくれる本。
マズローの心理学は心身ともに健康な成功者を研究対象にしていますが、『自由からの逃走』はメンタルを病むような一見弱い人こそ、「自己のための戦いに屈服しない人間」とほめてくれます。「炭鉱のカナリア」さんにはこちらがおすすめです。
👨ネガティブニュースに踊らされないために👩Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章 ルトガー・ブレグマン
2021年の夏に出たこの本。すごく人気でしたね!
実は1巻の表紙だけ見て「Huma」っていう本だと思ってた桜畑。上下巻並べると「Humankind」になるんですね(笑)。
並べて飾っておきたくなる美しいレイアウト。コレクター心をくすぐります。
著者のルトガー・ブレグマン氏は、若干34歳ながら「欧州の知性」と呼ばれるオランダの歴史・ノンフィクション作家。
2巻もあって長大!って思いきや、余白多めなレイアウト、ユーモラスで温かい文体、ドラマのような巧みな構成で、とっても読みやすい。
例えば、「人類性悪説」を代表する研究、「スタンフォード監獄実験」「ミルグラムの電気椅子実験」の真実について。
「人は権力や権威者の命令で、容易に同胞に対し残虐になる」ことを証明した恐るべき研究…。著者はこの実験が行われた現地に飛び、事実や証言を詳細に収集、調査しました。
そして、
「あれは功を焦る研究者が、協力者を誘導したり指導してやらせていたんですよー。本人たちは、実験のために演じていた。本当はそんなことしたくなかったって言ってるからね!!」
という事実を教えてくれるんですね。
マジ? いやいや、この実験の話、何10年も信じてたわ~。
どうやら私たちは、注目を集めるために行われた研究や、偏った報道をしがちなジャーナリズムに踊らされてきたみたいですね。
下巻では、麻酔薬のように人を堕落させる「権力」の怖さや、自由と遊びが奪われ続けている子どもの教育の問題などにも言及。「人間の善性」を信じることで、劇的に解決するかも…と希望的に読んでいくことができます。
印象的だったのは、アムステルダムの運河で溺れかけた人を、凍死の危険を顧みず飛び込んで引っ張り上げた人たちの話。
マスコミ:「ヒーローになった気分ですか?」
助けた人:「人生で互いに気を配るのは当たり前のことだ」
(キャ~、かっこいいっ!)
こんな「人間って素晴らしい!」って感動させられるエピソードが満載で、まさに「A Hopeful History」(英語版タイトル)。
なかなか終わらないコロナ禍、ネガティブなニュースの数々に気分もふさぎがち。そんな時は、テレビを消して、良書を読みましょう。
年に一冊だけ、なんか読みたいって人がいたら、
人類の未来に希望が持てて、幸せな気分に包まれる『 Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章 』、おすすめです!
まとめ テレビやネットにない真実を探そう
200冊の中で印象に残った本って、やっぱりそれまで信じてた前提をくつがえされたり、ずーっと疑問だったことに本質的な答えを与えてくれるものですね。
有益な本に出会うこつ
- この著者すごい!深い!と思う人に出会ったら、新刊は全部読む(すごい人の本はいつもすごいから)
- 発刊から数年経っても、Amazonの書評が更新されて、100以上ついているものを選ぶ(中期のロングセラーはおもしろい本が多い)
- 日常の疑問を心にメモって繰り返し考えた上で、専門家のマニアックな本を探す(疑問が氷解したり、共感が得られて嬉しい)
テレビのニュースやSNSの情報や雑誌などは、人の注目を集めやすいネガティブなもの、広告を意図したものが多くなりがち。
お値段の高い書籍というのは「そんなの関係ねぇ!わたしはこれについてものすごーく考えたし経験したから、どうしても本を書いて伝えたいんだ!!」っていう気概に溢れたものが多いです。
メルカリで買って読んで売れば数百円。図書館なら0円。テレビを消せば暇人になれるあなた!ぜひ今年は「良書」を読んでくださいね!
それではまたっ!