こんにちは~、桜畑です。
12月に実家に帰ったら、まさかの90代の父からコロナに感染😫 ダウンしました。
父はワクチン5回接種と抗ウイルス薬のおかげで、熱7度台で寝込むこともなく驚異的に回復。
一方、4月の3回目接種以来ワクチンをさぼっていた桜畑は、しつこい熱、頭痛等で4,5日寝込み、その後も倦怠感や咳で、図書館やカフェどころか散歩にも行けない本当のひきこもり生活が2週間続きました。
いや~もう、つまんない生活をするという修行なのかな?って日々でした。
とはいえ、振り返ると映像作品をまとめてみたり、本もがっつり読めて、それなりに有益だったかも。
なので、コロナ感染のときにとるべき行動と、ひきこもり時間の乗り切り方について記録しておこうと思います
こんな悩みに答えます
- コロナに感染。医師や薬はどうする?
- 何を食べたりのんだりすれば?
- 辛い、暇だ。どうやって過ごす?
目次
医師にかかるのは意外と大変
①発熱外来を探す
朝起きたら、妙に寒い。身体が重い。お腹もゆるめ。そしてじわじわと7度台の熱。
こ、これは…。来やがったな、コロナ。2日前に抗原検査をしたときは陰性だったけど、やはりオミクロン株の感染力はすごい。父と会って4日後に、きっちり発症するとは。
とりあえず徒歩圏の医者へ。
発熱外来の敷居は高い
- 1軒目→「PCR検査はできないけどいいですか?」(今思うと抗原検査でよかった…)
- 2軒目→「予約がいっぱいで、2日後になりますがいいですか?」
- 3軒目→「今日の予約とれるのは、5時になります」←とりあえず予約
発熱外来は押しかけたところで、すぐ診てもらうのは難しいということがわかりました。フラフラ歩かず、電話で予約すべし!
ある友人は、医師にかからず、手持ちの抗原検査キットで陽性を確認し、手持ちの薬で療養したそうです。特効薬(抗ウイルス薬)が処方されるのは65歳以上なので、高齢者以外で、標準的な症状であれば、医師にかかるメリットはあまりないかもしれませんね。
②結局、往診を呼ぶ(ファストドクター)
午後になって熱が8度台に。肩痛の治療で、前日にカロナールをのんでいたのに、これだから、案外手強いぞ…。
だるくて徒歩10分の医師に行く気力がわかず…。
結局「ファストドクター」というサービスで、往診を申し込みました。
2時頃にスマホで申し込み、折り返しの電話で症状や服用している薬などを事細かに問診されます。
基本的に夜間診療なので、看護師と医師が家に来たのは夜の9:10。
「何時頃に到着です」というお知らせがスマホに届くので、なんとか待つことができました。
完全防護服体制の医師・看護師がやってきて、まずは抗原検査。5分くらいで陽性と確定しました。酸素飽和度も測って特に呼吸困難もなし。
その場でカロナールと胃腸薬が1週間分渡されます。
救急外来だと1日分しか出なくて、「翌日は医者へ」という鬼畜システムなので、これは助かりました。
とりあえず医師の正式の診断がくだり、重症化リスクは低いこと、咳もこれ以上ひどくならなさそう…などの見通しもついたので、安心できました。
医療費と薬代は約1万円(3割負担)。後日クレジットカードから引き落としになりました。
夜間診療と往診費用で割高にはなりますが、待合や薬局で待つ時間がいらなくて、家で待機してればいいので納得です。
一番つらい時に病院に呼びつけるって、おかしいよな、と常日頃思っていたので、今後のためにもファストドクターというサービスを体験した価値は高かったです。
食べるもの飲むもの
7度~8度台の熱なら普通に食べられる人もいますが、桜畑は熱とともに胃腸も弱り、食欲が落ちまくるタイプ。
①スポーツドリンクほか飲むもの
熱のある時は脱水にならないようにスポーツドリンク(ポカリスエット)を飲みまくります。900mlのボトルをそばに置いて、のどが乾いたらごくごく。1日で一本半くらい飲みました。
それだけだと飽きるので、いろいろ飲みました
弱炭酸水+カルディのコーディアルシロップ キンカン&ジンジャー…(炭酸水メーカーをもらったので活用。いがいがする喉が少し楽になる)
紅茶…(のどによい。少しだけkusumi teaを足すとすっきり感が増す
緑茶…たまには熱いお茶を飲むとホッとする
のど飴…飲料ではないですが、喉をやられないように、「龍角散ののどすっきり飴」を1日10粒近くなめて、喉が乾燥しないようにしていました。喉痛は完全撃退できました。
ちなみにコーヒーは嗅覚がなくなると、香りがたたず、口の中に妙な苦味が残る「まずい飲み物」になっちゃいます。「コーヒーおいしい!」ってなったら、かなり回復した印ですね。
②熱のあるときに食べる物
- 桃缶+ヨーグルト
- みかんを絞ったジュース
- おかゆ
- うどん
- 茶碗蒸し(市販)
- 納豆ごはん
- 卵かけご飯
- クレープ
とにかくのどごしのよいものだけ少しずつ摂取します。
みかんを絞る時は、こんなかんじのレモン絞り器を使います。種や果肉を適度に漉してくれて、フレッシュなジュースになります。みかんをむくのさえ辛い…、果肉を噛む元気もない…なんてときに、かんたんにジュースがつくれると助かります。100円ショップでも買えるので、ぜひ。
③普通食は6日目から。嗅覚はなくなる
トーストや+目玉焼き、サラダといったふつうの朝食に戻ったのは、熱がでなくなった6日目でした。
オミクロンタイプは、肺や気管支より、上気道炎(鼻、のど)の症状が強いので、一時期嗅覚はほとんどなくなりました。味はするけど匂いがしない。10日目くらいから少しずつ強い匂いから感じられるようになってきます。
④食欲のない時は食べ慣れた消化によいものを
その後は、食べ慣れた味の和食で乗り切っていきました。
- 肉うどん
- にゅうめん
- 五目ごはん
- 里芋と大根の汁物
- ほうれん草のおひたし
- 炒り鶏
- 豆腐ハンバーグ(大根おろしたっぷり)
- バラちらし
- 豆類の甘煮
- 鍋物
など。少し元気が出たら、カレー、オムライスなど、ご飯もので。子どもの頃から食べ慣れた味だとなんとか食べられたりします。
市販のものが嫌いなので、だるいけれどつくっていました。生産的なことを何もしないと気が狂いそうになるものなので、料理は気晴らしになります。
ちなみに東京都は自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)に申し込むと非常用の飲み物と食品を送ってくれます。
加工食品が苦手な自分には食べられそうなものが少なく、知人の家でも余って困っていたので、特に申し込みませんでした。
映画、ドラマを見まくる
ふだん、テレビや映画を見ることは稀ですが、こういう時は映像で退屈を紛らすしかありません。
見ていた番組
NHKのBSプレミアム
ヨーロッパの風景や登山、自転車の旅、猫歩きなど動物もの、名作映画などが延々と流れていて癒やされます。
NHK+(プラス)で過去放送もかなり見られてGOOD👍でした。
アマゾンプライムビデオのドラマ、映画
- 「かもめ食堂」(映画/北欧スローライフを楽しめる名作。DVDがあるけどプライムで見るほうが楽(笑))
- 「きのう何食べた?」(ドラマ全話とスペシャル+映画すべて無料。食欲がない時の活性剤になります)
- 「ツユクサ」(映画/海辺の街でまったり暮らす小林聡美が見れます 有料)
- 「おらおらでひとりいぐも」(映画/「南極料理人」の沖田修一監督作品。朗らかな気分になれます)
- 「ソロ活女子のすすめ」(ドラマ/おひとりさまのこんな楽しみ方あるのか!と勉強になる)
- 「大豆田とわ子と3人の元夫」(ドラマ/キャストがすばらしいし、あるあるネタが多いセリフを楽しめる)
- 「コンフィデンスマンシリーズ」(映画/どんでん返しが爽快。絶対エンディングの後まで見るべし)
- 「岸辺露伴は動かない」(ドラマ/「ジョジョの奇妙な冒険」スピンオフをドラマ化。高橋一生の演技力とNHK渾身の演出が見もの)
アマゾンプライムは、配送料無料、翌日配達のサービスが便利すぎて、長年入会しています。プライム会員特典として、Amazon Prime Videoで見放題のタイトルがたくさんあります。
病気で動けないときは、お宝作品がたくさんあって本当に助かります。この際、見逃した映画を課金して見るなど、自分を甘やかすのもいいですよね。
テレビにキャストして見たり、ベッドでiPad miniで見たり。いろんな端末で見られるのもありがたいですね。
ふだんから見たい作品をウォッチリストに登録しておくと、時間ができたときにイッキ見できて便利ですよ!
アマゾンプライムの申込みはこちらから(500ポイント還元)
サントリーホールのコンサートのライブ映像
クリスマスイブに、サントリーホール、バッハ・コレギウム・ジャパンの「メサイア」のチケットをとっていたのに行けなくなりました。
HPをよく見たら、ライブチケット(2000円)があるじゃないですか!!
早速GET。臨場感もあり音も映像もすばらしく、繰り返し見られるのもお得感ありですよね!
細かいところまでよく見えるので、コーラス隊に知り合いを見つけ、10数年ぶりに連絡をとれた!!
行けなかった…というがっかり感が、「いや、かえってオンラインで良かったじゃん!」となりました👍
デジタルサントリーホール配信公演はこちら(会員登録は無料)
欲を言えば、チケット買って行けなくなった人は無料で見せてもらえるといいのにな…。
本を読みまくる
映像に飽きたら読書します。寝ながら読むなら、電子書籍が圧倒的に楽ですね。リストアップしてみると、意外と読めたなぁ…。
図書館で借りた本も一気に消化できました。
1,目をあけてごらん、離陸するから 大崎清夏 著
詩人の書く小説とエッセイ。詩人の繊細な感性を味わいながらストーリーも楽しめる
2,0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方 鶴見 済 著(Kindle)
お金がなくてもそれなりに生きていける…と勇気のでる本。
3,親不孝介護 距離を取るからうまくいく 山中浩之 河内 潤 著(Kindle)
介護に行ってコロナにかかったので、「距離をとり、プロに任せよう」という主張が身にしみました。画期的な介護本。
4,この部屋から東京タワーは永遠に見えない 東京に来なかったほうが幸せだった 麻布競馬場 著(Kindle)
東京生まれの身には、地方出身者の暮らしや感性って興味深く、この手の本はたまに読む。上京して成功した人も挫折した人も、ドラマがあって羨ましいな…とか思います。
5,おらおらでひとりいぐも 若竹千佐子 著(Kindle)
映画を見たら、当然原作もまた読みたくなって再読。セミリタイア前はよくわからなかったけれど、「おら」を人に渡さずにちゃんと生き切るというメッセージが今回は強く印象に残った。
6,最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく 上野千鶴子 著(図書館)
ひとり暮らしの著名高齢者との対談集。「機嫌よく」最期まで走り切るための習慣やシステムづくり、覚悟など、とても勉強になります。
7,限りある時間の使い方 オリバー・バークマン 著(図書館)
話題のベストセラー時間本。目先のノウハウではなく、重要なことを絞り切って、それ以外を捨てるという根本解決のすすめですね。会社という一番大きな石を捨てた自分にとって、なんて正しい選択をしたんだろう(笑)ということを確認できました。
8,とんこつQ&A 今村夏子 著(図書館)
ほっこりと心あたたまるけど、ときどきぐさっと鋭い本音と真実を突きつけてくる、油断ならない短編集。生きにくい自分らしさを肯定しながら、居場所を見つけられる社会とは?について考えさせられる。
9,シリコンバレーのエンジニアはWeb3の未来にに何を見るのか 中島 聡 著
マイクロソフト伝説のエンジニアの中島さんの仕事の核がわかる本。「ムダな議論を省き、サッと最も魅力的な部分をプロトタイプで見せる」…とか。いろんなところに応用できるし、多くの人のムダな時間を省けると思う。すごい。
10,家事は大変って気づきましたか? 阿古真理
シェアがなかなか進まない無償労働=家事。このモヤモヤの正体を、歴史的変遷を踏まえて紐解きながら、家事やケアと仕事の両立のあり方を考える。まあ、仕事も子育ても終え、省力化しきったうちの家事なんて、もはや趣味のひとつなんだけど…。
読書におすすめのグッズ
美容院で雑誌を読む時に貸してくれるバナナ型クッション、知ってます? 肩や腕がラクで、ずーっと本が読めるんですよ。同じようなのを探していたら、これ、「イケヒコの寄りかかりクッション」を見つけました。
テレビをみながら横になるときも楽だし、膝にのせると本や雑誌、iPadでの読書にも具合がいい。めちゃくちゃ読書が進むようになりましたよっ👍
使い方もいろいろ!縦にして横寝しテレビを見るのもいい! 療養生活の強い味方ですね!
「暇」「退屈」とは何か? わかったこと
セミリタイアしてから2年半、毎日好きに時間を使えるし、やりたいことが何十年分もたまっているので、「暇、退屈」と思ったことはなかった桜畑。
参考 50代セミリタイアひきこもりはマジで暇? 暇にならない3つの理由
今回ははじめて、時間の過ぎるのが遅くて驚きました。
「暇や退屈」って、時間が有り余るから感じるものではなくて、体力、気力が萎えて「好奇心」や「やる気」が消えてしまったときに味わう感情なんですねぇ…。
病気や老化で体力気力が落ちたり、身体が不自由になったとき、それでも手仕事やコーラスをがんばっている高齢者はいらっしゃいます。私達世代だとゲームとかメタバースもなんとか参加できるのだろうか?
死ぬまで楽しめることは何か? 今後研究しておかなければですよね(笑)。
無職のありがたみ
仕事をしてた頃は多少の体調不良でも出社したり、病休をとっても家で作業したり、締切を気にして段取りを考えていたりしてました。
数日ぶりに出社すると、デスクに山積みの回覧書類とか、溜まった仕事にうんざりしたもんです。
病気になっても、何も気にせず療養できる…。無職ってすばらしい!天国です。
仕事をしてるからこそ早くシャキッとできるとか思っていたけど、咳が長引いて周囲に迷惑をかけたり、体力低下で仕事の効率もわるかったり。
病気のときくらい、心置きなく休める世の中になりますように🙏
室内のチマチマ家事に癒やされる
回復してもしばらくはあまり外に出られない分、家の中でちょっとした「カイゼン」をすすめられたのもよかったことです。
- 床に這っていた配線ケーブルを整理
- もらいもののテレビをつなぐ
- テーブルや椅子のみつろうワックスがけ
- 引き出しの中や文房具の整理
- 扇風機、掃除機など家電の置き場所をかえてリビングをすっきり
- 冷蔵庫の棚を拭く
- 洗面所の小物をすべて出して整理、清掃
こういったいつやってもいいし、やらなくてもいい家事をチマチマと解決していくと、室内がすっきりし、新しい気分になれて、ものすごく幸福感が高まります。
元気のない時は、室内のチマチマ家事。おすすめです。
完全ひきこもり生活、意外と有益だった
熱があるときは辛かったけど、こうして振り返ると
- 映像作品を見まくり、
- 本を読みまくり、
- 気になってたチマチマ家事がすすみ…。
意外と有益な2週間だったかも。
そして元気になって街に出ると、いろんなものがキラキラして見えて、元気に動けるありがたみを感じます。
とはいえ、年末年始のひきこもり生活で、失ったものも大きい。今後はワクチンも積極的に受け、感染予防にますます気をつけて、貴重な人生時間を奪われないようにしたいと思います。
「もはやコロナはインフルエンザ並」とは言われますが、コロナやインフルエンザが奪う体力は、ふつうの風邪とは違います。みなさんもくれぐれも油断せず、予防につとめてくださいね~。
それではまた~!