50代でセミリタイアして3年。ちょいちょい人から悩みや愚痴をきかされるようになりました。
「仕事やめてヒマそうだし、年食ってるからそれなりの知恵や経験もあるだろう」
…とか思われてるらしい。ま、その通りかもしれないけど(笑)。
しかし、平和を求めてリタイアしてひきこもってるところに、重めの相談がくると、ちょっとげんなりしちゃうんですよね。
聴いてあげたいけど、プロじゃないから自分へのダメージが心配。そんなアンビバレントな感情を、どう扱ったらいいのか?
流行りのAI(人工知能)チャットサイト「Chat GPT」に相談しながら考えてみました。
こんな悩みに答えます
- 上手に人の愚痴や悩みを聴くこつは?
- こちらがダメージを受けないききかたは?
- 悩みや愚痴を聴くメリットって何?
目次
1,悩みや愚痴を上手に聞くコツ
桜畑:上手に悩みや愚痴を聞くコツはなんですか?
AI:
人の悩みや愚痴を上手に聞くコツには、以下のようなものがあります。
1,真剣に相手の話に耳を傾けること:相手が話しているときは、自分の話をしたり、別のことに気を取られたりしないようにしましょう。相手が話していることに集中することが大切です。
2,質問をすること:相手が話し終わったら、その内容について質問をしてみましょう。相手が話したことを深く理解することができますし、相手も話を続けやすくなります。
3,共感すること:相手の気持ちに寄り添い、共感することも大切です。相手の気持ちを理解し、共感することで、相手が話しやすくなります。
4,解決策を出すことではなく、聞くことに重点を置くこと:相手が話していることに対して、自分がすぐに解決策を提供する必要はありません。相手が話しやすい環境を作ることが重要です。
すごいですねぇ、Chat GPT。数秒で上のような答えが返ってきました。
「それができたら苦労しないよ」って感じもしますが、桜畑は時間の自由度が高くなったので、今は「ひたすら聞く」ことが割とできるようになってきました。
「ええ~っ」「あらぁ」「まぁ~」「そうでしたかぁ」「うん、うん」
となるべく感情をこめ、電話は特にふだんより高めの声で相槌を打ちながら聴きます。
以前は結論や要旨に早く到達させようと、質問をねじ込んだり、「それで結局?」みたいな言葉を使ってしまうことがありました。時間貧乏だとそうなりがちなんですよね。
セミリタイア生活に入ってから、「聞くコツ」について学び、傾聴ができるようになってきました。
*参考記事 『LISTEN』【まとめ&感想】真に聞き上手な人の特徴とは?人にも自分にも耳を傾けることで得る幸福。
今は、その人の思考速度と回路に沿って話してもらうことに慣れてきました。つたなかったり、まわりくどい話の中に、人生の真実や味わいがあるなぁと感じます。
桜畑は以前、産業医のすすめでプロのカウンセラーに話をきいてもらっていました。
仕事がらみの悩みや愚痴って、社内の人に話しても堂々巡りだし、社外の人には言えないことが多いので、安心して話せる場所があるのはとてもよかったです。
とはいえ、1対1で相談を受けるときは、プロのカウンセリングと同じように長くても50分以内に切り上げます。それ以上だとお互いに疲れる上、失った時間の大きさに、あとからダメージを受けてしまいますからね。
2,相談者が求めているものは?
それにしても、なるべく人に会わず、孤独を求めて生きてるセミリタイア50代に、何を求めて愚痴や悩みを話してくるんでしょうかねぇ。
桜畑:私に相談してくる人は何を求めているのでしょうか?
AI:人が悩みや愚痴を話す理由は様々ですが、一般的には、聞いてほしい、共感してほしい、助けてほしいなどの理由があります。話すことで、気持ちを整理し、ストレスを解消することができるため、話を聞いてくれる相手が必要なのです。
なんだか当たり前の回答ですね。
この回答には不満だったので、なんで人間は言語で悩みを解消せねばならないのか?考えてみました。
赤ちゃんや猫や犬はストレスがあってもしゃべって発散できないですよね。
その分、世話する人が優しい声をかけたり、あやしたり、散歩に連れ出す、なでたりブラッシング、おいしいごはん、一緒に寝るとか…してくれる。
でも人間の大人って、赤ちゃんやペットみたいに可愛くない(笑)。やさしくなでてくれたり、散歩やごはんに連れ出してくれるパートナーや家族がいつもそばにいるわけじゃないし、常に優しくされていたら依存して、自ら立ち直れない人になりそうですよね。
かわりに人間の大人は会話を使って癒すってことになるのでしょう。
それと、脳が発達しすぎた人間は、言葉で吐き出さないと脳内の信号がグルグルグルグル回るのをストップできないんでしょうねぇ。
しかも社会生活の発達と共に、群れで暮らすことが得意になってしまった動物=人間。
危機に陥ったときはそれを人に伝え、助けてもらうことで生きのびた。それを伝え聞いた人も経験値があがるわけですからね。
つまり「人間は愚痴や悩みを人に伝え、共感と解決を求めるのが本能」ということです。
本能ならしょうがない。なんとかうまく受け止めていかなければ…。
3,自分がダメージを受けないように聴くには?
人の不幸は蜜の味」とかいうけど、近しい人から重い話を聞かされると、数時間~数日そのことが頭に残って、なんだかなぁ~ってなります。
蜜どころか、あとからきいてくる毒薬みたいなもんじゃないか…。どうしたらダメージを受けないの?AIさん。
桜畑:人の悩みや愚痴をきいたあと、そのころに思いをめぐらし、頭がいっぱいになってしまいがちです。自分がダメージを受けないようにきく方法はありませんか?
AI:人の悩みや愚痴を聞くときに、自分がダメージを受けないようにするためには、以下のような方法があります。
1,自分自身の感情をコントロールすること:相手が話す内容に対して、自分が感情的にならないように、自分自身の感情をコントロールすることが大切です。相手が感情的になっている場合にも、冷静な対応を心がけましょう。
2,聞いたことを自分で抱え込まないこと:相手の悩みや愚痴を聞くと、自分自身もその内容について考え込んでしまうことがありますが、そのようなときには、相手が話してくれたことを自分で抱え込まないようにしましょう。
自分が対処できることであれば、アドバイスをするのも良いですが、自分が対処できないことについては、相手に依頼されることなどがない限り、自分で解決する必要はありません。
3,自分自身の時間を作ること:人の悩みや愚痴を聞くことは、自分自身の時間を奪うことになります。そのため、自分自身の時間を確保することが大切です。相手が話し終わった後に、自分自身の時間を作り、心の整理をすることが必要です。
4,自分自身も話すこと:自分自身も、悩みや愚痴を話すことで、ストレスを解消することができます。相手が話を聞いてくれた後に、自分自身も話すことで、自分自身が発散できます。
すばらしい返答ですね。
しかし、このブログがぜんぶロボットが書いてるんじゃないことがわかるように、各回答に補足しておきますね。↓
1,冷静になれ→
共感力が高いからこそ人が相談してくるのに「冷静に」って、ちょっと矛盾がありますよね。要は「冷静と情熱の間」。バランスをとりつつ聞きましょうってことですね。
2,抱え込まない→
あまりな話に自分までどよ~んとなったときは、あんまりその件に関係なくて、深く考えないタイプの人に電話したり話したりします。
向こうは直に聴くわけではないので、それほどダメージにならないみたいです。好奇心があり、さっぱりした人に受け止めてもらうようにしています。
3,自分の時間を確保→
人づきあいをすると、「悩みや愚痴を聴く時間+考える時間」で二重に時間を取られます。
だから世間から距離を置いてひきこもった(笑)ので、人の相談にのるのはよほどの場合に厳選しないとですね。…。
4,自分も話す→
たいていの人は長々と悩みや愚痴をきいてもらったら、少しこちらの様子もきいてくれるもんです。「返報の法則」ってやつですね。
有り難くかるい愚痴を言わせてもらうだけで、一方的に利用された感は薄まるので、私も少しだけ吐き出すようにしています。もちろん相手が重くならない範囲で。
4,人の悩みや愚痴を聴くメリット
ふつうに生きていれば定期的に出会う「人の悩みや愚痴を聴く」機会。
せっかく時間とエネルギーを費やすのだから、なんかメリットはないのかい??ってことで質問してみました。
桜畑:悩みや愚痴を聞くことは、相手のストレス解消になりますが、聞き手にとってのメリットはありますか?
AI:はい、聞き手にも以下のようなメリットがあります。
1,視野の拡大:相手の悩みや愚痴を聞くことで、自分の視野が拡がり、新しい情報や考え方を知ることができます。
2,自分の問題解決に役立つ:相手の悩みや愚痴を聞くことで、自分の問題解決に役立つアイデアやヒントを得ることができます。
3,気持ちの整理:相手の悩みや愚痴を聞くことで、自分自身の気持ちを整理することができます。
4,自己成長:相手の悩みや愚痴を聞くことで、自分自身の成長に繋がることがあります。例えば、共感や優しさを持つことができるようになったり、問題解決能力が向上したりすることがあります。
5,対人スキルの向上:相手の悩みや愚痴を聞くことで、コミュニケーションスキルや対人スキルが向上することがあります。
6,知人関係の改善:相手が自分に悩みや愚痴を話してくれたことで、知人関係が改善することがあります。
7、精神的な充実感:相手が自分に話をしてくれたことで、自分自身に精神的な充実感を感じることがあります。
8、リラックス効果:相手が自分に話をしてくれることで、自分自身がリラックスすることがあります。
9,身近な人との絆の深化:相手が自分に話をしてくれることで、身近な人との絆が深まることがあります。
10、社会貢献:相手が自分に悩みや愚痴を話してくれることで、社会貢献をしているという自覚を持つことができます。
ええーっ!すごいですねぇ~、
視野が広がり、自分の気持ちも整理されて自己成長し、人間関係がよくなり、自分も気持ちいい上、絆も深まり社会貢献にもなるとは😲
メリットだけをみると、「人の悩みや愚痴を聞けば、どんどん成長して気持ちよくなれる、さあ、どんどん相談にのるぞ!!」ってなりそうです。
5,人の悩みや愚痴を聴くデメリット
とはいえ、人の悩みや愚痴を聴くのが大好き!なんて人はあんまりいません。いろいろデメリットがあるからですよね。
ここらへんもAIさんに解説させてみると…
AI:人の悩みや愚痴を聞くことには、以下のようなデメリットがあります。
1,エネルギー消耗:相手の話を注意深く聞くためには、精神的なエネルギーが必要です。長時間にわたって聞いていると疲れてしまうことがあります。
2,時間消費:相手の話を聞くためには、時間が必要です。長時間にわたって聞いていると、自分自身の時間が減ってしまいます。
3,情緒不安定:相手の話を聞くと、その話に共感しすぎたり、自分が同じような経験をしたことがある場合、自分自身も悲しくなったり、不安になったりすることがあります。
4,重荷感:相手から話を聞かれることが多くなると、自分自身が「人生のコンビニ」と化してしまい、自分自身の負担になることがあります。
5,パーソナルスペース侵害:相手が自分の悩みや愚痴を話してくると、自分自身のパーソナルスペースが侵害される感じがすることがあります。
6,厄介な依頼:相手が自分の悩みや愚痴を話してくると、どうしても「解決して欲しい」という期待を抱かれることがあります。
7,傍観者効果:相手の悩みや愚痴を聞くことで、自分自身が傍観者になり、自分自身の問題に取り組むことを怠ることがあります。
8,非難の対象になる可能性:相手が自分自身の悩みや愚痴を他の人に話していると、その人に対して批判的な発言をした場合、自分自身も非難の対象になる可能性があります。
9,自分自身のストレス:相手の悩みや愚痴を聞くことで、自分自身もストレスを感じることがあります。
10、情報過多:多くの人から悩みや愚痴を聞かされると、情報過多になり、自分自身の思考や行動に支障をきたすことがあります。
人の悩みや愚痴を聴くデメリット、たくさんありますね。
ざっくりまとめると、ネガティブな情報が一気に入ってきて、脳が混乱したり疲れたりする割に、一方的に利用されやすいということ。
会社にいて少し上の立場になるとこうしたことが頻繁に起こってくるので、かなりの鈍感力を使わないと疲弊します。
関わる人を絞るためにも、50代で退職して人付き合いを断舎離した効果は大きかったなぁと思います。
「人とかかわらない仕事がしたい」という人も多いのは、このへんに理由があるのかも知れません。
まとめ 人工知能が悩みに答えるなら、人間は何をするの?
さて、お気づきとは思いますが、このブログ、
「せっかく世間からひきこもったのに、人の悩みや愚痴をきかなきゃならないのがめんどくさい…。なんで聴かなきゃならないの?メンタルに悪影響はないの?」
という私の「悩み、愚痴」に人工知能「Chat GPT」さんが答えてくれたものなわけですよね~。
ちょっと優等生的ではありますが、世界じゅうの知恵を数秒で引っ張り出して、しぜんなことばで答えを返してくれる実力には圧倒されます。
そのうちかわいいロボットにこの機能が搭載されて、好きな声色で答えてくれるようになったら、家族や上司や友達に悩みを相談することって減っていくのかも…。
実際、これを書いている「日本一住みたい街」の駅前カフェは、おひとり席が半数以上。人生相談どころかおしゃべりしてる人なんて数組で、大半の人がスマホかパソコンに向かってますからね。
とはいえ、年齢があがるにつれ悩みも「大事な人の死や離別」「深刻な病気」さらに「生きるのに疲れた」とか、不条理な内容が増えてきます。
いくらAIが発達しても、情報や言語では解決しようもないこともある。
かけることばも見つからず、じっと聴くとか、ただいっしょに時間を過ごすとか。
究極的には同じ場所で息を吸うだけとか…??
仲のいい猫ちゃん同士がしてるみたいな、すごくシンプルなことが求められるようになってくるのかも知れません。
こっちがダメージ食らうような悩みの解決は、基本AIやロボットさんが引き受けて、人と人はおいしいこととか、楽しいこととか、前向きなことをして過ごすっていう時間が増えていく未来がよいですね!
それではまた~!!