こんにちは。共働き歴25年、50代セミリタイア主婦の桜畑です。仕事をやめて自由時間はいっぱいあるけど、毎日の家事時間は1時間~1時間半。平均よりかなり少なくてなんだか申し訳ない…。
*妻の家事時間平均(平日)は「4時間23分」。共働き(フルタイム勤務)でも約半数は2~4時間、約2割は4~6時間(国立社会保障・人口問題研究所 全国家庭動向調査)
こうなったのは、共稼ぎ時代の私の長時間労働にルーツがあるんですが、それだけではないんです。
妻が帰宅しないため、かなりの家事を分担せざるを得なくなった男子たちが、次々と家事の効率化をすすめてしまったんですねー。
兼業主婦とはいえ古き良き昭和の家事を仕込まれた身には、費用や環境問題の面で、抵抗のある改革も多かった。でも夫と息子が勝手に道具や家電を買ってきて、さっさとやり方を変えてしまうので目をつぶること10年。
今のラクラク家事状態はこの革命によるものも大きく、「主婦の独裁政権」が崩壊したのは、結果◎だったのではないか?とひそかに感謝しています。
*参考記事 共働きの家事分担。夫(妻)に家事をさせるこつ(スパルタ)
それでは、ズボラ男子による家事効率化のワザとグッズ7選、お伝えしていきましょう!
こんな疑問に答えます
共働きで毎日の家事が辛い
もっとラクになる方法はないかな?
家族の家事ハードルを下げる方法は?
目次
ズボラ男子による家事効率化のワザとグッズ
キッチン編
1,臭わないポリ袋
多くの主婦が生ゴミを入れるのに活用していた「レジ袋」。悲願の「有料化」の流れの中で、メキメキと頭角を現したのがこの商品。
臭気のもれを人間の感じるギリギリに抑えた超優秀な防臭袋「BOSシリーズ」。おむつだろうと腐った生ゴミだろうと、これに入れてキュッと縛ったら、臭いもれなし。
息子がBOS防臭袋を入手し、わが家の大きく重い脱臭ゴミ箱をスルーして、燃えるゴミ入れに生ゴミ袋を直接放り込んだ時は衝撃でした。
けれど気温の高い春、夏を越えても週2回の燃えるゴミの日まで、悪臭を放つことはなし。夫は重たい脱臭ゴミ箱から、生ゴミを取り出して燃えるゴミの袋に移すというゆううつな作業がなくなって鼻うた状態です。
化学の力、すごい! そろそろいつも空っぽな脱臭ゴミ箱、捨てようかなぁー。
2,使い捨ての台ふき
テーブルやキッチン台の汚れや水気を拭き取って、ピカピカにしてくれる台ふき。数々試した結果、吸着力や汚れ落ちの面でレーヨン100%の「かや布巾」(上写真)がピカイチと信じていた桜畑。
気づくとある日、夫が不織布のテーブルクロスを手に、キッチン台を拭いてるじゃありませんか。
…完敗。
洗っても洗っても臭くなる布の台ふきんよ…サヨウナラ。うちの台所、窓がないから通気性悪いんです…。
油汚れでひどく汚れることに躊躇がなくなったので、キッチンが清潔になりました…。悔しいけどおすすめです。
3,あわスプレー式の台所用洗剤
流しまわりにモノを増やしたくないのに、もう1本食器用洗剤が!? ウキーッ!てなった桜畑。
いったい何に使うのか? と見ていると、油ぎとぎとの大皿やフライパン、カレーべったりの鍋なんか、ざっと紙や布で拭いたあと、とりあえず洗剤の泡を吹きかけて放置。しばらくしてお湯で流すと、ほとんと油汚れが落ちてすっきりー!
男子愛用のタコくんスポンジをムダに汚す必要がないらしい。
スポンジや手指の油ギトギト状態を回避し、気持ちよく洗え、スポンジも長もち。
そして、弁当箱の隅やグリル用のウエーブ状天板など、複雑な構造のものに特に威力を発揮。手先が不器用でもラクにきれいにできる…。 なるほど~~。
コロナ下でおうちごはんが促進された昨今、流行するのもいたしかたないか。せめてたまにしか使わない液体石けん、棚にしまわせてね…。
4,上からプッシュするテーブル用アルコール剤
コロナ禍と共に普及した「なんでもアルコールで消毒習慣」にかこつけて、ティッシュでテーブルを拭くなんて…と息子を白い目で見ていた桜畑。
しかし、汚れた台ふきを洗って絞ってテーブル拭いて戻ってまた洗って干す…なんて、平成男子から見ればトンデモ非効率な上に不潔!な所業。
手元のティッシュをサッと取って、上からプシュッでアルコールをしみこませてテーブルを拭きつつ消毒、その場でサッと捨てるという鮮やかな手際を毎日見せつけてくること数か月…。
はい、たしかに合理的で清潔ですね、「サッ、プシュッ方式」。コロナと共に各家庭に普及し、「これじゃないとバッチイ!」って、孫らが昭和のジジババに怒る未来が見えましたよ…。むむむ、観念するか…。
5,化学繊維のボトルブラシ
麦茶や水出し緑茶、烏龍茶など、いつも2本のボトルに常備してる桜畑家。どちらも中まで手が入るからボトルブラシ不要って思ってました。
しかし、手のでっかい男子にはどうにも洗いにくかったらしく、最新鋭のボトルブラシが登場。
緑の化学繊維ブラシ、使ってみると従来のゴワゴワしたびん洗いと違って、ボトルや蓋の複雑な形状にそって、隅々まで繊維がとどき、力いらずな上、水だけで茶渋がとれしまう。
何これ神? じゃまだけど、毎日のように洗うボトルだからしかたないか…。細い方はペットボトルの底まで届くし…。
今ではコップやびんまでこれで洗うように。化学の力。あなどるべからず…。
掃除・洗濯編
6,液体の洗濯洗剤
粉末洗剤を、箱からスプーンですくって計り入れる作業。ぶきっちょな上、呼吸器の弱い男子ふたりには苦行だったらしく、ぜいたくにも液体洗剤が導入されました。
確かに洗濯機のまわりにこぼれ落ちる粉末を拭き取る作業がなくなり、ふた周りの掃除は格段にラクに。減りが早いのが難点だけど、男子がこまめに補充してくれるので、在庫管理が不要に。
やがて息子は、各種洗剤を試して比べ、「夏限定の香りを年間通して出して欲しい」などとメーカーに意見するほどの洗濯オタクに。月イチの洗濯槽掃除から小道具管理までおまかせになって、私には得しかない。
もう、「ありえな~い」とか言いません…。ありえ~る、アリエール。液体洗剤でOKです……。
7,使い捨ての水拭きモップ
フローリングは、高機能モップにかるく水をつけて絞った雑巾で水拭き…が長年の習慣だった桜畑。息子が毎晩ウェットシートで拭き始めたときは目が三角に。雑巾というものがあるのにもったいない…。
けれど、毎晩ささーっと水拭きしてるうちに黒い点になっている汚れがとれてきて、床がすべすべに。確かに朝の素足に気持ちいい。
毎日習慣化するには、装着して拭いて捨てるまで3分のこっちの方が、はるかにいいみたい…。
気楽にできる水拭きシート。子どものいる家なんかにはおすすめ。
でも、息子がいなくなった今は週1の登場。雑巾を洗って干す手間がないのはラクだけど、ふだんはから拭きでいいかなぁ。
8,使い捨てトイレブラシ
以前仕事で家事分担の統計をとった桜畑。最も男子の分担率が低かったのが「トイレ掃除」で憤慨!「何がトイレの女神様じゃ、男子こそ掃除して神様にあやかんなさい!」(笑)と、家族みんなにトイレ掃除の習慣をつけてもらいました。
ある日、私が選んだブラシが捨てられて、「流せるトイレブラシ」が鎮座。理由は「不潔だから」。まあ、たしかに掃除のたびにブラシを消毒するわけではないから汚いと言えば汚い。
「スクラビングバブル 流せるトイレブラシ」は、持ち手部分の絶妙なカーブとしなり、細かな切れ込みの入った不織布のヘッドが、見えないフチ裏にも届いて、案外高機能。別に洗剤を買わなくていいのも便利かも。
終わったら手元のボタンでぽいっとヘッドを流す。不潔恐怖症の人が心地よく掃除するには、流せるトイレブラシ「必要悪」なんでしょうかね…。
でも小掃除用のミニブラシは死守。さらに、私が本気掃除するときは、この不織布ヘッドを直接手に持ってごしごし(笑)。やはり人間の手の方がセンサーが働いて動きも自在ですからね。
まとめ 男子のズボラ家事は万人にやさしい
そんなこんなで、家事の合理化はここ数年で鬼のようにすすんだわが家。
おわかりのように、男子が選ぶものと言えば、私の理想に反し、
- 環境に悪い
- コスパが悪い
- 見栄えが悪い
その半面
- 速い
- 快適
- 不器用でもOK
つまり万人にやさしいということですね。(財布にやさしくはない!!)
主婦が主婦でなくなる日
主な婦人と書いて主婦。「婦」のつくり部分の、帚(ふ)はほうきの形。家事は主に女がほうきを持ってやれっていう呪いみたいな字です(笑)。そんな世界ではますます少子化がすすむ…。
そこから脱出するには、「主婦」自身が、「とりあえず早くラクにすめばOK」なズボラ家事も受け入れること。あまりにも環境やコスパや難しいやり方にこだわっていると、いつまでもほうきを持たされて人生が終わりますからね。
とはいえ、なんでも使い捨てっていうのも悲しい。洗剤を使わないボトルブラシみたいに、環境にも財布にもやさしく かつ、だれにでもラクで早い家事の落とし所を探れたらいちばんよいですね。今さら「川で洗濯」にはもどれないですから…。
「ズボラ男子のイノベーション」、次回は【家具・家電編】をお届けする予定です。
それではまたっ!
続編はこちら👉 共働き家事の効率化 進化!ズボラ男子が起こすイノベーション9選【家具家電編】