こんにちは〜、桜畑です。先日、敷布団を買い替えました。
ここ数年、布団メーカーが押しに押している「〇〇エアー」的なウレタンマットレスじゃないですよ。「婚礼布団」(←死語)として買ったウール(羊毛)敷き布団をリピート買いです。
足腰が弱り、眠りの質がますます重要になる中高年が、ベッドでなく、敷き布団?!しかも高機能な耐圧分散マットレスに目もくれず、羊毛100%の敷き布団を買うって、バカなの??
いやいや、よく考えた上での決断なんですよ。
買ったのはこちら。「昭和西川」の羊毛100%の敷布団です。
昭和 西川 羊毛15層敷き布団 4.6kg/GQ5001 シングルロング100×210cm ベージュ
今やマイナーとなった羊毛敷布団。現物にたどり着くまで、結構たいへんでしたねぇ。
なぜ、そこまでこの製品にこだわったか? お話していきたいと思います。
こんな疑問に答えます
なんでベッドじゃなくて敷き布団?
ベッドvs敷布団 メリット・デメリットとは
寝具の種類と選び方は?
羊毛100%ってそんなにいいの?
1、なんでベッドにしないの?
①ベッド派と布団派の割合は?
無印良品の「くらしの良品研究所」のレポートによると、ベッドより布団派の人は41%。特に子育て世帯では50%を超えます。日本では添い寝が多く、家族で「枕を並べる」には布団の方が楽だからですね。
高齢になると少しずつベッドの割合が減っていきますが、それでも布団派は40%を超えています。根強い布団愛を感じますね。
②ベッドのメリット・デメリット
- ベッドのメリット
- 起き上がるのが楽
- いつでも寝られる
- 椅子代わりに腰かけられる
- 見た目がすっきりしている
- 床から遠いのでホコリを吸いにくく温かい
- ベッド下を収納に使える
ベッドは布団のように押入れに収納する手間がいらないこと、起き上がるのが楽という点で、とても合理的にできていますね。年齢が上がるとベッドをすすめられるわけですね。
- ベッドのデメリット
- マットレスと本体を揃える必要があり、値段が高い
- 専用の寝室が必要で、場所をとる
- ベッド下の掃除がしにくい
- マットレスの手入れが難しい
- 古くなるときしむ
- ついゴロゴロしがち
ベッドを躊躇するのは、大きな寝具を置くと家の面積が狭まる点が大きいですね。また、大きくて重いマットレスは布団のように干すわけにいかず、なんとなく不潔な感じを覚える人もいそうです。
③布団のメリット・デメリット
- 布団のメリット
- ベッドに比べてパーツが少なく安価
- たたんで収納すると、部屋を広く使える
- 毎日風が通り、頻繁に干せるので清潔
- 床に寝ているので揺れたりせず、安心感がある
布団は、なんといってもたたんで収納すると、広大な空間(?)が使えるというメリットがありますよね。大地に体を預ける安心感、風を通したり干すのが容易で、高温多湿な日本の暮らしにあっている点も見逃せません。。
- 布団のデメリット
- 上げ下ろしが面倒
- 干すのが面倒
- 起き上がるのがたいへん
- 床に近いのでホコリを吸いやすい。寒い
たたんでしまえるのがメリットな反面、毎日の上げ下ろしは面倒。敷きっぱなしになっている家も多いですが、それならベッドの方が清潔ですっきり見えますよね。
上げ下ろしや起き上がりがおっくうになったら、ベッドに移行したほうがよいかもです。
③布団のデメリットをつぶす方法
子育て家庭・マンション住まいのよくあるパターンで、うちも子ども部屋2つ捻出するときに、両親は和室に布団を敷いて寝ることになりました。
押し入れはウォークインクローゼットにリフォーム。布団は和室の壁側に三つ折りにし、ベッドカバーをかけて収納することにしました。
なりゆきでそうなったんだけど、これがまぁ、なかなかよかったんですよ。
●布団のデメリットを感じないわけ
「上げ下ろしが面倒」⇩
- 起きたら足の方から三つ折りにするだけ
- 寝る時はさっと広げるだけ
各1秒で終わります。
干すのが面倒⇩
- 羊毛ぶとんなので、外に干す必要なし
起き上がるのがたいへん⇩
- 布団の2,3歩先にスマホ充電器を置き、タイマーをセット。
何も考えずに起き上がって止めに行けます。
床に近いのでホコリを吸いやすい。寒い⇩
- ホコリは今のところあまり感じない。たたむときに風が入るので、むしろほこりがたまらない感じ。
- 寒さは温かい掛け布団やシーツで解決
2,布団生活 寝具の種類
布団生活はベッドよりパーツが少ないですが、心地よく寝るためには一定のセットを揃える必要があります。各パーツの特徴を整理してみましょう。
①敷く布団
寝心地を決める最重要パーツは敷布団。素材ごとの特徴は?
敷布団の種類
- 木綿わた
- 元祖、日本人の布団といったらこれ。日に当てるとふっくらふわふわ…を楽しみたい人向け。打ち直して再生できるのもエコでいいですね。
- 羊毛(ウール)わた
- 保温性、吸湿性、放湿性、クッション性、体圧分散…。ちょっとお高いけど満点の素材。ただし、天然素材なので、ダニアレルギーの人にはNGかも。
- ウレタン
- ポリウレタンという硬めのスポンジみたいな素材。ホコリ、ダニが出にくく、耐圧分散性がある。個人的には夏はムレて暑いと思う。
- ポリエステル
- 木綿わたに似た合成繊維素材。かるくて丸洗いできて安い。扱い安さを重視する人向け。
- 高反発素材
- ポリエチレン樹脂を使った硬めの敷き布団(マットレス)。体の一部が沈み込むのを抑え、寝返りを促進。腰痛持ちの人に人気。
- *布団1枚敷きで薄く感じる場合は、下にマットレスも必要になります。
②かける布団
寝るときに体にかけるもの=掛け布団+毛布+肌がけ(タオルケットなど)が一般的ですね。うち、掛け布団は重さもあり、寝心地を大きく左右します。
●掛け布団の種類
- 羽毛わた
- 昭和生まれなら、重たい木綿わた→羽根布団に変わったときの感動を体験しているはず。かるくてあたたかく、からだにすーっと沿ってくれる。天国か??って思いましたよね。なので、掛け布団は羽毛布団一択なんですが、他にどんなものがあるか見ておきましょう。
- ポリエステルわた
- アレルギーとか好みで羽布団は合わない!という人向け。軽くて保湿性もあり、自宅で洗える。小さい子ども用はこういうのでよいかも。
- 木綿わた
- 元祖日本人の掛け布団といえばこれ。とにかく重い。「うう…動けない…」という悪夢をよく見たのはこのせいかも。こちらも、陽に干すとフカフカが蘇るのと、打ち直してまた使えてエコ。この重さがいいっていう人向け。
- 羊毛わた
- 掛け布団にも羊毛わたのものがあるんですね。木綿わたより湿気をこもらせにくく、保温性もよし。羽毛布団より重いのが難点とか。
- 真綿(シルク)
- 「真の綿」っていう名称なのに綿ではなく絹(シルク)。蚕のまゆを、シート上に引き伸ばしてつくる伝統工法の布団で、何十万という高価なものだそうです。羽毛布団より吸湿性放湿性にすぐれ、かるいのが特徴とか。いちど使ってみたいなぁ~。
- 麻わた
- 麻をつかった夏用の掛け布団。放熱性、吸湿性、放湿性にすぐれ涼しく眠れるそうです。桜畑は麻のシーツを愛用していますが、サラッとしてほんとに気持ちいい。麻の夏掛け…憧れますね。
●毛布の種類
冬に掛け布団の補助として使うほか、季節の変わり目の中途半端な季節に便利ですよね。化学繊維の毛布が次々できて、毛布界もたいへんなことになってますが、ざっくり整理しましょう。
【化学繊維たち】
- ニューマイヤー
- アクリル、ポリエステル、レーヨンそれらの混紡など。天然素材好きの桜畑ですが、毛布だけはアクリルもありと思う。かるくて暖かく、毛玉ができない。体への「沿い感」もいい。安い。ただし、保温性がすごくいいので、羽毛布団と組み合わせるなら、布団の上にのせます。うちはソファに一枚常備して、昼寝用に使ってますよ。
- これを2枚仕立てにしたマイヤー毛布っていうのもあるそうです。
- マイクロファイバー
- マイクロファイバーっていえば、高機能なお掃除用クロスの素材が頭に浮かぶ。超極細繊維のポリエステル繊維で織られた毛布。薄手でかるく、触り心地がなめらかで安価。さらっとしたのがいい人にはおすすめですね。
- フリース
- ユニクロが世に広めたフリース素材。とにかく軽い。でも意外と風を通して寒い(笑)と思う。安価なのでペット用とかならいいかも。洗濯してもすぐ乾くし。
【天然繊維たち】
- ウール(羊毛)
- 昭和世代にとって毛布といえばこれ。吸湿性が高く、汗をかいても吸ってくれるアドバンテージはあるものの、重いし虫が食うし、割りと早くぼろっちい感じになるので、今は使っていません。
- 木綿(コットン)
- 俗に「綿毛布」と言われるこれ、30年以上愛用しています。肌触りがよく、やわらかくて「貧乏人のシルク?」(笑)って感じ。暑くなりすぎないので冬は羽毛布団とセットで、夏は1枚足元にあれば、冷房で冷えたとき心強い。一年中使えて洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えるのもポイント高し。コスパ最強で、庶民はこれ一択だと思う。
- カシミヤ/アルパカ/キャメル
- 柔らかで保湿性がよく、あったか~い高級毛布。いちど使ってみたら離れられなくなりそうで…、使ったことはないです(笑)。
- ビキューナ毛布
- カシミヤの中でも超極細繊維製だけで織った最高級毛布。お値段、10万円を超えてます。「ふーん、気密性の高いマンション住まいだと暑すぎるかな~~」とか言うと、負け惜しみみたいですね。ていうか負け惜しみです。
- シルク
- ウールの毛布よりかるくて保温性も低いので、あったかい羽布団の下に入れるには最適。とろけるようなかけ心地は最高だそうです。3万円くらいしますが、上記の高級毛布を見たあとなら、安いっ!て思えますよ(笑)。
●タオルケット類
掛け布団と毛布が基本で、タオルケットってあってもなくてもいいかもですね。
桜畑は、肩周りが寒いときに巻いたり、抱きまくらにしたり、肩を痛めたときに下に当てたり、「タオルケット」=「便利な睡眠補助具」として愛用。旅行先に持っていきたいほど、睡眠の質を上げるものとなっています。
タオルケットの種類
【素材のちがい】
- 綿(コットン)
- さらっとしたさわり心地、吸湿性のよさで、一年中使えます。
- 麻
- シャリッとした触感で、吸湿性も放湿性もよく、夏は気持ちよさそう。
- 混紡タイプ
- 綿と麻の混紡は、両者のいいとこ取りができて麻100%よりリーズナブル。
- 綿にレーヨンやポリエステルを混ぜたものは、かるくてさらに肌触りがよくなります。
【織り方のちがい】
- 表と裏両方にループあるタイプ
- 厚手のタオル生地みたいなものに、凹凸の模様をつけたタイプ。昭和のタオルケットといえばこれ。
- 中でもジャガード織りは吸水性がよく汗を吸ってくれやすい。
- マイヤー織は、薄手でほつれにくく、よりタオルに似た感触。
- 片面がループのタイプ
- うわ、派手な色彩!っていうのがこれ。ビロードみたいな光沢感が特徴。高級住宅のベッドルームに似合いそうですね。正式名称「シャーリングタオルケット」。
- ループのないタイプ
- ガーゼやワッフル織りなど、無印良品やニトリで押してるタイプですね。
- ガーゼはフワフワ感があって肌にやさしい。
- ワッフルは独特の凹凸があってさらっとした清潔感があります。
- 肌に直接ふれることが多いので、好みの触感を選ぶのがいいですね。
コラム
【接触冷感寝具を買わない理由】
熱帯夜の増加とともに、触れるとヒヤッとする接触冷感の敷きパッドや枕カバーが人気ですね。
接触冷感とは?
古くから麻は触れたときのひんやり触感で知られていました。指先の熱が繊維にうつる(奪われる)ので、冷たく感じるのだそうです。この熱伝導率、拡散率が高い生地ほど、ひんやり感が強く、接触冷感素材と言われます。
冷感を高めた化学繊維
麻よりも接触冷感機能に優れるのが、化学繊維であるポリエチレンやナイロン、レーヨン、キュプラなどの化学繊維。中でも超高分子ポリエチレンの敷きパッドなどが、夏用寝具として脚光を浴びています。
最初だけひんやり
この接触冷感のシーツや枕カバー。手のひらで触ると確かにひんやり冷たい感じで気持ちいい。でもその上に熱くなった頭やボディをのせたら寝たら、あっという間に体温が生地に移ります。
体感だと20分くらい。寝返りを打って冷たいところを探すか、エアコンと扇風機で放熱する必要があります。
エアコン+扇風機でよくない?
寝転んだ瞬間のひんやりを楽しみ、熱帯夜でも熟睡できる人以外は、宣伝されているほどの効果はなし。個人的には、「熱帯夜はエアコンと扇風機のそよ風モードでのりきるべし」と思っています。
3,敷布団を選ぶ
①理想の敷布団=羊毛のわけ
さて。足腰が弱るまでは、寝心地がよくて部屋を広く使える「おふとん生活」を続けると決め、敷布団探しを始めました。
今、布団売り場に足を踏み入れれば、ウレタンや高反発素材の「耐圧分散」「高機能」な敷布団が、これでもか!と広い面積をとってフィーチャーされています。
しかし、ホテルなどで体感したところ、石油化学製品を人工的にこねくり回した寝具(偏見?)は、熱がこもりやすく、羊毛布団のような自然な弾力や、包まれるような安心感がないんですよ~。
それもそのはず、羊毛の特徴であるチリチリとした縮れ毛=「クリンプ」は、見た目のフワフワ感とは裏腹に、意外にしっかりした「バネ」機能を持つそうです。よって、ウレタンと比べても耐圧分散性能は遜色なし。
そして、羊毛=動物性の毛というのはつきつめればタンパク質。そば粉が水をぐんぐん吸い、放置すればすぐ乾燥するように、羊毛には、柔軟な吸湿性と放湿性がある。
だから羊さんは夏でも見た目ほど暑くないそうですよ。
このあたりは合成素材のポリエステルやウレタンには、到底まねのできない天然素材のすばらしさですよね。
ポリエステルのブラウスの、汗がじっとり肌にくっつく感覚や、ウレタンマットのソファで寝てるときの背中の蒸し暑さを感じる人なら、確かに天然素材の羊毛布団っていいのかも…って思えるんじゃないでしょうか。
②30年前に買った布団のメーカーを突き止める
結局、今まで慣れ親しんだ羊毛布団をもう一度買うことにしました。以前母に連れられて買った「婚礼布団」(笑)は、確か日本橋の西川というお店。
しかしスーパーや近所の中規模デパートに入っている「西川」には、羊毛100%の敷ふとんがほとんどない。「羊毛布団」のコーナーはあるけど、中芯に「ポリエステルわた」や「ウレタンフォーム」が入っていて厚みを出している。安価だけど洗濯が難しい「羊毛混」の敷布団がほとんど。
とある店で、片隅においやられた羊毛100%の敷布団を見つけましたが、柄が派手すぎるし、寝心地を確かめることもできず…。
しかし、店員さんに羊毛100%の無地の布団をつくっているのは「西川ではなく昭和西川という会社」であることを教えてもらえました。
多くのスーパーやデパートに入っている「西川」は「西川株式会社」。
それに対し「昭和西川」は前身が「昭和寝具工業」で西川の製造部門が独立した会社。職人魂が受け継がれてる感じがしますよね。
どうやら今まで使っていたのもここの製品だったらしい。
謎が溶けたので、「昭和西川」の本社に「御社の製品を何十年も愛用していました。買い替えるので100%羊毛の布団を試せるところはありませんか」とメールを出してみました。
③羊毛100%敷布団。お試しできるところは?
昭和西川のお客様相談窓口の方から、すぐにメール返信がありました。
「ご愛用ありがとうございます。羊毛15層敷き布団は池袋東武様6F寝具売り場にて展開しております…」とのこと。
池袋東武といえば、お向かいの西武との比較で「垢抜けない」と言われがちなものの、ふつうの人がふつうに買いたい製品をきちんと揃えている自称「グッドデパートメント」。
時間を見つけて夫と寝具売り場へでかけました。目当ての商品「羊毛15層敷き布団」はすぐに見つかりました。これだこれだ!と触感を確かめていると、すぐに店員さんが来てくれました。
そりゃー、夫婦で寝具売り場に突進すれば、すぐ「本気モード」と気づきますよね。そして「もしかしたら、本社に問い合わせをくださった方ですか?」と声をかけられました。
「ピンポーン!」ですねっ! メールしてから3週間経ってしまったのに、スタンバイしてくれていた…(泣)。老舗メーカーと大手デパート、さすがの連携っぷりです👍
すぐに布団体験コーナーにお試し用商品を敷いてくださり、順番に寝心地を確かめました。これこれ、慣れ親しんだ、快適でしぜんな羊毛布団の寝心地…。
即断で購入を決めたことは言うまでもありません。しかも「東武カード」なら15%オフのキャンペーン中。昔つくったカードがこんなところで役立つとは思いませんでした。感謝🙏
昭和 西川 羊毛15層敷き布団 4.6kg/GQ5001 シングルロング100×210cm ベージュ
4,羊毛敷ふとんの扱いと洗濯
①あまり干さなくも大丈夫
「敷布団は羊毛がいい」と一式そろえてくれた母。寝心地もさることながら、共働きの私達が、まめに布団を干せないだろうと思ってくれたみたいです。
木綿の布団は汗をよく吸ってくれますが、放湿性はイマイチで、汗っかきの人だとぐっしょり…てなりがち。
羊毛布団は蒸れにくくてさらっと乾きやすい上、木綿布団のように干せばふっくらフカフカになるわけでもないので、月に1,2度陰干しして、風をいれる程度で充分と言われます。
実際には年に数度しか外に干してなかったけどm(_ _)m、かるくて出し入れが楽な上、木綿布団のように蓄熱して暑くて眠れないこともなく快適でした。
②洗濯するならドライクリーニング
羊毛布団は、家庭やコインランドリーで洗うのはご法度です。
なんせ素材がくるくるした羊毛なので、水でザブザブ洗うと、繊維がフェルト化して固くなってしまいます。
気になるようならドライクリーニングに出しましょう。
洗濯機で頻繁に洗いたい人は、羊毛布団より化繊わたのウォッシャブル布団を選んだほうがよいですね。
③気になるダニ対策
羊毛布団の弱点。それは、化学繊維に比べて、ダニが繁殖しやすいという点です。
アレルギーのある人は、以下のように対策をしましょう。
- 下にウレタンマットレスを敷く
- 布団用のヘッドをつけて掃除機をかける
- 頻繁に陰干しをする
- 布団乾燥機(羊毛対応)をかける
④「打ち直し」をする時は
せんべい布団になったら
羊毛布団は陽に当てても木綿布団のようにふかふかにならないのは前述のとおり。
長く使っていると、繊維がフェルト化してへたってきます。
うちの羊毛布団も見事なせんべい布団になっていました(それでも寝心地はわるくない)。
新品に蘇らせる「打ち直し」とは
こうした布団を、新品同様に蘇らせ、ふっくら感を取り戻す作業を「打ち直し」と言います。
- 打ち直しの工程
- 側(外側の布)を破いて中わたを取り出す
- 機械でほぐして汚れやごみを除く
- もう一度薄いシートにしたものを重ね、新しいわたを足す(増しわた)
- 新しい「側」に入れて縫い合わせる
手間暇かけて生産される木綿わたや羊毛などの天然素材を、大事に長く使う、とってもエコなシステム。不要になった布団を座布団に仕立て直す…なんてこともできます。
打ち直し(リフォーム)を頼む業者は
羊毛布団はこの「打ち直し」も可能です。
以下のようなところで、羊毛布団の打ち直しを引き受けてくれるところを探してみましょう。(「打ち直し」ではなく「リフォーム」という言い方のショップもあります)。
- ご近所の布団屋さん
- ネットの専門業者
- 生協を通して依頼
中には羊毛100%しか受けないところもあるので、羊毛混紡布団の場合は要注意です。
5,まとめ 流行りものに埋もれてるけど「古くからのいいもの」ってあるよね
オムライスが消えてた時代
とつぜんですが、オムライスの歴史。
明治の洋食屋さんが発祥で、昭和30~40年代の「デパートの大食堂」で庶民にも人気に。
しかし、これがデパート食堂の消滅とともに、どこに行っても食べられない時期があったんですよね。
バブル崩壊後、街の洋食屋さんのブーム到来で大復活。半熟オムライス~ドレスオムライスなどのバリエーションも出て人気は不動のものになりました。
子どもの頃大好きだったオムライスが、また若者にも人気になったときは嬉しかったなぁ。
羊毛布団の復活もありでしょ
今、布団売り場の片隅で、ひっそりと棲息している羊毛敷布団。
高反発とか低反発か、エアなんとかがスポットライトを浴びてどかーんと売れている。
でも、羊毛100%敷布団は、化学の力で人工的につくられた敷布団やマットに負けない高機能なやつなんですよ~!
- 天然羊毛の絶妙なクッション性と耐圧分散性
- 汗を適度に吸ったと思うと、さらっと放出してくれる快適さ
- ほとんど干さなくても大丈夫な利便性
- かるくてどこにでもささっと移動できる気軽さ
- 打ち直して、また新品にもどせるエコ性
動物愛護の観点から、羊毛を大量に使うってどうなの?ってのもありますが、だからこそ打ち直して大事に何年も使ってあげましょう。
「科学のマットレス」は打ち直しができないですからね。
先週待ちに待った新しい羊毛布団が届きました。
瞬間、パッケージを開けて和室に敷き、寝転んだことは言うまでもありません。
1枚でもかなり気持ちいいですが、冬の寒さとダニ予防のため、これに合うマットレスを探すのも楽しみです。
人の一生の睡眠時間は、生涯のうち28年分と言われます。
28年といえば、生まれて小中大学までいって就職して結婚子育てまでできちゃう長ーい時間。
別に羊毛布団じゃなくてもいいんですが、ほんとうに安眠できて、毎日寝るときに幸せ~~って思える布団、寝具を、真剣に選んでくださいね。
それではまた~~(=o=;) お休みなさ~い(笑)
【往復送料無料・最長9ヶ月保管】布団クリーニングならカジタク