こんにちは~! 桜畑です。
●「家で独り」は苦手だった
30余年勤めた会社を、50代で自分定年退職して、2年8か月。
半径500メートル引きこもり生活を楽しんではいたものの、家にずーっとこもることは、意外とできなかったんですよ。
ひとりで家にぽつんといると、落ち着かない気分になってくる。
日によってはドキドキと動悸までしてくる。あるいは謎の不安感に襲われる。
あまりにも長い間、朝起きたら支度して電車に乗り、出社する…という生活をしていたためなんですかねぇ?
「あなた、そんなとこに独りでいちゃいけませんよ! 群れに戻って、もっと社会の役に立ちましょう!!」
って警鐘を鳴らされてる感じ。
自分の家なのに、脳が「居るべき場所」って認識してくれなかったんですよね…😯
●コロナにかかったら「家で独り」が平気に
ところが昨年末、コロナにかかって「ほとんど家にいる」生活が3週間続きました。
*参考 50代セミリタイア コロナにかかって完全ひきこもり生活。元気がない2週間の有益な過ごし方。
そしたらなんと、「家にいると落ち着かない病」が治ってしまった!!
リビングテーブルにパソコンや書類を広げて、ひとりでずーっと作業ができる。
オフィスにいるみたいに落ち着いて集中できる。
「どうぞどうぞ、そのままずーっと家にいてください。そこがあなたの心地よい居場所ですよ」
脳みそがやっと、「家=居るべき安全な場所のひとつ」って認識してくれるようになったみたいです😯
不思議な現象ですが、「家でも快適」っていうのはすばらしい。老齢期の「車いすひきこもり生活」(笑)も安泰ですね👍
ってわけで、「セミリタイア半径500メートルひきこもり生活」、日中過ごす場所について書いていきましょうっ!
こんな疑問に答えます
- 会社をやめたら、居場所がなくなるんじゃないの?
- 家にいて落ち着かない時はどうする?
- 家で集中して何かするにはどうしたらいいの?
目次
1,図書館で過ごす
フルタイム勤務のときに憧れていたのが、朝から図書館で過ごす生活。「リタイアおじ」が開館前から並んで新聞のとりあい(笑)…的な負のイメージもありますが、実際に通うようになるととっても快適。
①図書館のメリット
- 基本的に無料
- 人の声や物音が少なく、静かで落ち着いている
- 蔵書が並んでいる知的空間の刺激
- 本好きや集中力高めな人が集まっている
- 閲覧室で好きな本を眺められる
- デスクが広くて手元が明るい
- Wi-Fiが使える
とはいえ、公共の場所なので、ちょっと面倒なこともあります。
②図書館のデメリット
- PCを使えるデスクが少ない
- 机を使える場所は、一定の時間で退出必須
- 規則が細かい 例:「飲みものは蓋のできるもの」「デスク使用後はアルコールで拭く」
- 公的機関なので、全体にまじめで堅苦しい雰囲気
③知の殿堂的オーラを味わうべし
図書館という文化の持つ「知の殿堂」的なオーラはなんとも言えません。入っただけで賢くなりそう(笑)。
通っている図書館は、柔らかくナチュラルなインテリアで、1階にカフェがあったり、デスクから木々の緑が見えたり、居心地がいいので気に入っています。
最近の図書館は建築空間としてもすぐれたものが多く、近くにあれば使い倒すのがおすすめですね。
2,カフェで過ごす
図書館は有料スペースにしか電源がない。PCで長めの作業をしそう…というときは、カフェで過ごします。ほぼ同じ料金なら、あったかいお茶が飲める方がいいし(笑)。
カフェも、最近は電源のある場所が減少気味ですが、Wi-Fiが使えてちょっとした作業ができるサードプレイスは、働く人がひとりになってクールダウンするにもいい。社会インフラとして大事な場所ですよね。
①カフェのメリット
- いろんな飲みものを頼める
- 電源とWi-Fiがある
- お腹がすいたら軽食を食べられる
- BGMや絵画、植物などがあり、リッチな雰囲気
- 図書館よりリラックスしている人が多い
- たまにおもしろい会話がきける(笑)
②カフェのデメリット
- お金がかかる
- 混雑時は席取りに苦労
- たまに会話や電話がうるさいことがある
- 机が狭いところが多い
- 椅子が高すぎる/低すぎる で作業がしにくい
- 電源を使える場所が少ない
③店の特徴を知り、使い分けを楽しむべし
何度か通うと、「ここはデスクが広くて静か」とか、「南向きで明るくてあたたかい」「いつもPC席がとれる穴場」などがわかってきます。
その日の作業や気分に合わせて、行くカフェをチョイスするのも楽しいですね。
3,家で過ごす
カフェや図書館がそう充実してなかった時代、物書きや学者さん、その他自営の人は「書斎にこもって仕事」が定番。お金持ちは「近所に仕事場を借りて」ひきこもったり。
今では普通の会社員でも、コロナ禍のおかげで在宅ワークが広がりました。「家で仕事するスキル」は社会人の必須技能ですね。
家はオフィスや図書館、カフェなどの公共スペースとちがって自由度が高い。いかに作業のしやすい環境を整え、誘惑を避けるかがポイントとなります。
①家のメリット
- 移動時間ゼロで効率がいい
- 寒さ、暑さ、明るさ、BGMの種類等、自分で調節可能
- 椅子や机の高さを適度に調節可能
- 電源、Wi-Fi、トイレのタイミング等、気にしなくていい
- 好きな飲みものを用意したり、小腹が空いたときに何かつまめる
- 合間に小掃除や料理をすすめられる
②家のデメリット
- ホコリや出しっぱなしが気になって家事をしがち
- ソファやベッドがあると、休憩しがち
- 他人の目がないので、緊張感がない
- 雑用が気になって集中できにくい
- 冷暖房費がかかる
③リラックスできる&気が散らない環境をつくるべし
妻や使用人が身の回りのことをしてくれた「明治の文豪」と違って、所詮セミリタイア主婦は自分=女中(笑)。雑用が気になって集中できないことも多いです。
一方で、日中、日差しがさんさんとあたるリビングで、ベランダの花や鳥、室内の観葉を愛でながら作業をするのは、ちょ~気持ちい~😊
今摘んだミントやレモングラスで、フレッシュハーブティー(無料)を飲みながら作業(笑)…なんていうのはカフェにはない豊かさですね👍
●気が散らない環境をつくるコツ
- デスクやテーブルの上は、雑物を置かず常に広く
- 本や書類は分類、ファイリングして棚に整理
- 必要な文房具はすぐに出せるように整えておく
4,まとめ いる場所を選べる自由は基本的人権
①よくない環境に慣れる怖さ
桜畑が30余年も働いたオフィスは、夏は暑く冬は寒い、昭和30年代の建物でした。
- 西日の当たる席では、背中が焼けつくようで黒い服はご法度
- 北側の窓際は、冬の隙間風がすごくてババシャツ&厚手ソックス必須
- トイレは換気扇がなく、窓からの冷気で冷蔵庫状態
とはいえ毎日通ってると当たり前になってしまうので、慣れとは恐ろしい(笑)。
②快適な環境をあきらめない
そんな修行生活に自ら終止符を打って、セミリタイアひきこもり半径500メートル生活に移行。
家でぬくぬくしててもいいし、カフェや図書館でがーっと集中してもいい。
暑くもなく寒くもない場所、人のぬくもりはあるけど、うるさすぎない場所を選べることに、毎日感謝し、しあわせ~って思います。
コロナ禍で全人類が気づいてしまったと思うけど、オフィスに通って暑さ寒さやうるささや照明すら選べない生活って、基本的人権がないに等しい。
夏は冷え性の人がマフラーにひざかけまでして寒さに耐えてたり、電話の音にイライラしたり。
そんな環境が「当たり前」って思わされてるとしたら、無意識に心を殺してる状態なんですよね~。
PCやスマホ、ネット環境がなかった昭和の時代とは違います。
- 本当にオフィスで働くしか選択肢がないのか?
- 脱出するために、今日何ができるか?
あきらめないで、考えてみてほしいなぁと思います。
家で過ごすのがどんどん楽しくなるセミリタイア3年生。
これからもいろんな場所で、好きなことをしながら生きていきたいと思います。
それではまた~!