フルタイムワーママに
やさしい宅配サービスは?
こんにちは!桜畑です。
フルタイムのごはん作り。頭の痛い問題ですよね。これを解決するには生協、オイシックス、大地の会…等々の食材宅配に頼るしかない! これがフルタイム共働き20数年の桜畑の結論です。
うちが、結婚して半年で生協に入ったのは、通勤バッグを持って帰りにじゃがいもと人参と玉葱と卵と牛乳を買い、「重い!手がちぎれる!!こんなことしていられるかっ!」となったから(笑)。
以来、いろいろな食材宅配を使ってきました。箱を出し忘れたり、注文がかぶったり、面倒なこともあります。
でも、特に年子2人が保育園~小学生時代は安全でおいしい食材やお菓子も頼めて、ほんとうに助けられましたよ~!
というわけで、食材宅配歴25年の桜畑が、そのメリットとデメリット、上手な使い方について、書いていきますね。
こんな疑問に答えます
生協などの宅配、どんなメリットがあるの?
割高だし、注文や箱の出し入れがめんどうじゃない?
フルタイムワーママにおすすめの食材宅配は?
目次
1,生協、オイシックスなどの食品宅配を使うメリット
①買い物時間の短縮&密回避
宅配のメリットはなんといっても時間の節約と密回避。週末のまとめ買いは休みの日がもったいないし、平日の寄り道買いも、混んでて時間かかるし、夕方はいい食材も残ってない。
しかも保育園のお迎えって、職場から寄り道せずに直で来ることが原則になってるんで、自転車のかごに買い物袋があるのはNGなんですよね。
家事時間削減、ストレス減少。これほど効果の高いサービスは他にないですね。
②健康的でおいしい
食材の宅配は、安全志向の高い主婦たちが共同購入することからはじまった生協活動がルーツ。生産者と密に連絡をとりながら、農薬や化学肥料を使わない野菜とか、添加物の少ない加工品を家庭に届けることを大切にしてます。
育ち盛りの子どもたちに、少しでも安全安心、かつおいしいものを…と思うと、やはり生協ほかの食材宅配は有り難い。ホームページやチラシで、農家や酪農家、漁師さんたちの顔が見えたり、少しずつ生産地や食材について学べるのもいいんですよね。
③計画性がつく
ネットスーパーと違って、生協、オイシックスなどの食材宅配は、基本的に1,2週間前に予約します。
到着日までに生鮮品はうまく使い切り、日持ちする野菜や乾物、調味料はかぶらないように注文せねばです。めんどうなようですが、うまく回るようになると、常にちょうどよく材料が整ってて気が楽。「何が足りなかったっけ?」「今日買うものは…」とかの思考に乱されず、仕事にも集中できるんですよね。
在庫の把握や計画性がつくので、家事全般のスキルも上がりますよ。
④家族の料理力があがる
多くの宅配サービスには、ミールキット・料理キットと言われる便利セットがあります。
一皿で栄養満点、カットされた肉や野菜がセットされ、わかりやすいレシピもついてるので、誰でも短時間でおいしいおかずがつくれるように工夫されています。
知り合いのワーママは、長女が小学校高学年になると、週に何日か妹たちといっしょにこのキットを使って料理をつくってもらうようにしてました。みんな自然に料理が身についてとてもよかったそうです。野菜を刻むのが苦手な夫の料理入門にもいいですよ。
⑤非常時の食材確保
生協に入って数年後、夏が涼しくて楽だなぁ~とか思ってたら、秋になってスーパーの棚からお米が消滅!! 政府が急遽輸入したタイ米を始めとする癖のつよいブレンド米しか買えなくなりました(1993年”米騒動“)。
この時、いつもどおりおいしい産地米が買えたのは生協のおかげ。地元米屋とのつき合いもない新婚家庭にとっては、涙がでるほど有り難い一件でした。
2011年の東日本大震災のときも、買い占めや流通の分断から、食材が品薄に。この時も欠品はあったものの、宅配のおかげで安心して生活できました。
その後の放射線量を計測した安全な肉、野菜の確保、被災地支援など各直材宅配会社の働きはめざましかった。多忙な毎日の中、そこで買い物をすることで、自分や家族もささやかながら被災地に協力できる…意外と知られてないメリットだと思います。
2,デメリット
①割高
「安心安全」と「玄関先まで届く利便性」。引き換えに、食費は当然上がります。肌感では1,2割り増しって感じ。スーパーでその日の安売りを買ってた人にはびっくりですね。
共働き家庭なら、そのくらいの出費は必要経費と割り切ること、カタログに惹かれて衝動買いをしないことが大事ですね。
②予約がめんどう、かぶる
紙で予約してたときに比べれば、スマホでちゃちゃっと予約できるのでだいぶ楽になりました。
それにしても、今週のお得な商品…とかに手を出して、先週も頼んでた!となりがちで、在庫管理は難しい。
決まった日までに予約を入れなきゃ!っていう締切に追われる感も、めんどう。それ以上のメリットを感じていないと続きませんね。
③箱の保管、出し入れが辛い
ふたりの子が食べざかりの4人家族のときは、1回に届く箱の数が3~4箱以上。狭いマンションに保管するのが辛い。そして、配達日、玄関の外に箱を出すのを忘れると、1週間8箱が家に積み上がる(泣)。
出しておいた箱が強風で飛んだり、猫にいたずらされたり…。カバーや重しをかけるなど、意外と手間がかかります。
これらの管理がちゃんとできる人じゃないと、嫌になっちゃいますね。
④食材が使い切れない
1週間で食べるべき量はこのくらい…と見積もって注文しても、外食が入ったり、いただきものがあったり、作る気力がなかったり…で余ることも多い。
「生協が届く日は冷蔵庫が空っぽです」なんていう優等生は尊敬。時間が不規則なワーママにはなかなか難しい。冷蔵庫に入り切らない野菜を横目に心が折れ、やっぱりその日その日で買い物した方が…という誘惑に負けそうになることも…。
⑤口に合わないものがある
「今週のイチオシ!」「人気!」…カタログやサイトで魅力的に見えてチャレンジしたものの、「う~ん、うちには合わなかった」という食品もままありますよね。
各社使ったけれど、「ここのアレはおいしくてコスパがいい」ってものにたどり着くのにちょっと時間がかかります。何かが口に合わなくても、めげずにチャレンジする人じゃないと、がっかりしてしまうかもですね。
⑥余計なものを買ってしまう
生協の発展とともに、本、衣料品、雑貨、家事サービスetc.と、扱う商品はどんどん幅広くなっています。
「この家着いいかも!」「こんな本あったんだ!」「たまにはコンサート行きたいな…」と欲望は限りなく刺激されてポチッ!
気がつくと大して必要じゃないものを買い込んでしまったことも多々。なかなかとれないチケットが取れたりっていうメリットもあるんですが、欲望を制御できないと、通販地獄に陥りかねないので、気をつけましょう。
3,上手な使い方
①1週間分の主菜をざっくり決める
まずは主菜(メイン)だけ、1週間分、無理なら平日の分だけ決めましょう。これだけで無駄な食材はぐぐーんと減ります。
桜畑は大学ノートの1ページを2つまたは4つに区切り、生協の予約票やサイトを見ながら、1週間の主菜を書いてました。
予約用紙やサイトを見ながらだと、「アジフライおいしそうだな」「豆腐ハンバーグという手があったか」みたいにひらめくし、手軽な加工品も組み込みやすいんですよね。
今日、明日、主菜が決まっているだけで、一日の気分はすごーく楽。汁物や副菜も圧倒的に決めやすい。土日はフリーの日もつくるといいですね。
何十年もやっていると、記録なしでもなんとかなりますが、最初は見える化がおすすめ。さらに、主菜だけホワイトボードに書いておくと、先に帰った夫がつくってくれたりして楽でした!
②食材を見積もる (少なめに)
1週間の主菜を決めたら、その横に必要な食材を書き出します。親子丼なら鶏肉、玉ねぎ、卵、三つ葉って感じ。卵や玉ねぎは在庫があれば注文せず( )つきに。
ざっくり食材を書き出し、調味料や雑貨など、ほかに注文したものもついでにメモしちゃいます。この記録があると、次回の注文が楽になるし、前後に買ったものを見て在庫の目安がついたりします。
最終的には献立記録ノートになるので、余裕があれば汁物や副菜に何をつくったか…も書いておくと、あとあとすご~く役に立ちますよ!
③予約する、予算内に調整する
デメリットの①「割高」回避に、最も効果的な方法ーーそれは、予約額の上限額(予算)を決めること。
たとえば4人家族で1週間の宅配食材費を10,000円にする。
ざっと予約したあと、上限を超えていたら、野菜や果物を一種類減らす、ミールキットや加工品を食材に変換するとか、お菓子で調整…など。
紙+電卓だった昔に比べれば、ちょろいですね。ぴったり収まった時の快感もなかなかです。
こうしていると、「あれ?スーパーで安売り買うより、食費下がったな」なんてなることもあります。料理や食材の計画性だけでなく、金銭感覚もつくんですよね。
だから、家事初心者ほど、食材宅配がおすすめなんですよね~。
④食材の整理
さて、配達日です。疲れて帰ってきたら玄関前に箱。辛いっ。できれば家族が在宅している時間を指定しておくと、中身だけ受け取れてグッドです。
箱から取り出したものは、今日使う分はキッチンに出し、野菜類の袋の口はハサミで切って、すぐ取り出せるようにしちゃいます。在庫が残っていたら後ろに入れて、手前から使えばOK。
余裕があれば、冷凍品、肉、魚は献立ノートを見ながらつくる順に出しやすいように入れておきましょう!
この作業は子どもがいればいっしょにやり、誰でもできるようにしておくと、のちのち助かります。
好きなおやつが入っていれば、喜んでやります!
そのためにも予約の作業は子どもが宿題をやってるときに一緒に食卓でやり、好きなものを予約してあげるっていう流れがオススメです(笑)。
⑤料理する
食材がドカーンと届く日は、食材の仕分けで時間をロスるので、加工品やミールキットを主菜にするのがおすすめ。鮮度が大事な葉物野菜(ほうれん草など)や枝豆、鮮魚なんかがあれば、それを優先します。
次の配達日になるべく冷蔵庫が空くように、食材を使っていきます。葉物野菜や魚は、途中で買い足し、野菜は後半、サラダでなく炒め物や煮込み、カレーにするなど、鮮度に合わせられるとグッドですね👍
うまく食材を回せるようになると、週1で冷蔵庫スッキリデーが来るので、清潔になるし、気持ちもいい。夕方になって何作ろう…何買おう…のゆううつ感もなくて、気持ちもスッキリ。家事の精神疲労が何倍もちがってきます。
4,まとめ フルタイムのワーママにおすすめな「オイシックス」
年子2人が保育園に通っていた頃、玄関で靴を履かせながら、「今日ごはん何つくろっか?何食べたい?」って言ってるママがいてびっくり。夕方も6時半を過ぎて、これから買い物に行ってメニューを考えて料理してたら、お互い疲れてしまいますよね。
子育て期は特に、家事の計画性や予算管理が身につく生協などの食材宅配はとってもおすすめ。生協などの宅配は5,6社使いました。どれも味、手間、値段、一長一短あり。
そして、最終的に桜畑がいちばん頼りにしたのはどこかというと…
オイシックスはとてもワーママにやさしい。なぜなら?👇
- 休日配達を指定できる
⇒ゆっくり食材整理、つくり置きができて助かる! - 定期配達を休んだり、スポット注文(都度注文)ができる
⇒疲れた時、旅行の時も休める!困ったら頼めて楽! - すべてダンボールで置き配
⇒場所をとらない。市の回収に出せばOK!箱地獄から開放される!!
その分、割高感はあるし、エコの面でどうなの?という思いはあります。でも箱を出し忘れる苦痛がないのが大きいです。
いくつかの生協は、安全、エコにこだわるあまり、フルタイムワーママにはちょっと(泣)という手間暇がかかるものがありました(卵ケース、牛乳瓶のリサイクルなど…)。
オイシックスはいい意味でユーザー寄り。予約システムが使いやすく、よく使う品を登録しておくと自動的に買い物かごに入る「マイセット」が超便利です。
コロナの影響でオイシックスの宅配は人気急上昇。新物流倉庫でトラブル発生…と話題になったりしてますね。そこは長年、クレバーなシステムを運営してきた会社。ここを乗り越えて、日本全国のワーママの笑顔のために!がんばって欲しいですね!
食材宅配は「計画力」「家族の自立力」をつけ、ワーママが自由を獲得するためには、とってもいい選択肢。サービスの内容と長い目で見た時のメリットを考えたら、割高感も帳消しです。
ぜひいろいろ試して、あなたの家族にぴったりな使い方を編み出していってくださいね!!
それではまた~!!