こんにちは。桜畑です。若い頃から仕事でたくさんの人の話をきいてきたけど、50代でセミリタイアした今、いろんな人の生きざまや経験談が日々心に浮かび、毎日を支えてくれてるなぁって思います。
新型コロナウイルスの猛威も落ち着いてきた今、やっぱり「会って話す」「話を聴く」時間、大事かも!って思う人も増えてきたのではないでしょうか?
2021年、8月に出版された『LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる』。3ヶ月で7刷、4万8000部!!ってすごいですね。仕事でもプライベートでも、話すより大事な「聞く」技術の本。こちらを紹介しつつ、人の話を聞くことについて考えてみたいと思います。
監訳しました「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる」、本日発売です。原著に出合って1年半、監訳という形で関わらせていただいて、感謝しかありません。こんな素敵な本に仕上げていただいて、感無量です。https://t.co/f8TRCWKLfU pic.twitter.com/B3q2G2LdGu
— 篠田真貴子@エール|「LISTEN」監訳 11刷 72,000部 (@hoshina_shinoda) August 4, 2021
こんな疑問に答えます
人の話を聞くのが面倒くさい
どうしたら退屈しないで聞ける?
なんのために聞くの?
聞くことで成長するのはホント?
目次
1,『LISTEN』はこんな本
①2年間の取材の成果
著者、ケイト・マーフィさんは、ニューヨーク・タイムズやウォールストリートジャーナルで活躍するジャーナリスト。健康・テクノロジー、アートなど幅広いトピックを執筆。人間関係や行動の科学の解説に定評があります。
そんな著者が、プロの聴き手としての経験に加え、2年を費やして心身両面から学術的な研究を調べ、さらに研究者や聴くことが仕事の人へのインタビューを重ねて「聞く」ことの及ぼす驚くべき効果や方法をまとめたのがこの本です。
厚さ3センチ以上、ゴールド箔押しの見た目はややとっつきにくいですが、手に取ると意外とかるく、本文は余白多め、文字大きめで、意外と読みやすいんですよ。
②「聞く」の常識が変わる
全編を通して伝えられるのは「人の本音・真実を聞けると、人間関係も仕事もよくなり、自分自身も社会も成長する」というメッセージです。目次を眺めるだけでも「え?そうなの?なんで?」と自分の常識を疑わせてくれるトピックが並んでいます。
例えば…
- 「要点を早く言わない人」は、悪い人か
- 人の話を聞かないのは、何も起こらないつまらない人生
- 「次に何を言おう」と考えている方がかえって不適切な返答をする
- 自分が話さなかったからこそ、価値のあることが聞ける
③聞くことのもたらす効果
著者が集めたデータやインタビューからわかったありとあらゆる「よく聞き手であることの効果」がてんこもりですが、いくつかをあげると…
- 商品開発、カスタマー・サービス、人材採用、販売促進など、多くの職種に役立つ
- 友人、恋人、親との関係がよくなる。多くの友人ができる
- 相手の考えをはっきりと引き出し、自分のよい面も引き出される
- 周囲の人や世界への理解が変わる
- 知恵が深まり、意義深い人間関係が構築される
- 適切な質問で、退屈な話や人もおもしろくなる。
- 予想外の話を聞ける。人生の醍醐味は「不確実性な体験」
④孤独・孤立の問題を解決する
今年、相次いで起こった電車内での殺人未遂事件、ショックでしたね。
こうした大量殺人を企てる人に多い共通点は、憂鬱で孤独、社会への復讐心をもっていること。犯人がよく口にするのは「誰も話を聞いてくれなかった」ということばだそうです。
著者は言います。
話をきいてもらえないと、人は孤独になります。
孤独は1日14本の喫煙よりも健康に悪い影響を及ぼします。
よく「聴く」とは、相手の頭と心の中で何が起きているのかをわかろうとすること。そして「あなたを気にかけているよ」と行動で示すことです。
自分の考え、感情、意図をもったひとりの人として理解され、価値あるものとして大切ににされるーーそれこそが、私たち誰もが切望することです。
「他人の話を聞く」ことを通して、「孤独」という社会問題の解決を見据えていること。これも、この本の重要な視点ですね。
2,聞くのが下手な人の特徴
①自慢話をしがち
記憶に残るエピソードも満載のこの本。まず笑ったのが、テキサスの石油王の息子、ディック・バスの話。
大規模な遠征登山をする彼が、飛行機で隣合わせた紳士に長々と冒険談を語ったあと、最後に自己紹介をしたら、相手は握手をしながら言ったそうです。「ニール・アームストロングです。はじめまして」。
人類初の月面着陸を果たした英雄の話を聞きそびれた! もったいないですよね。
自分のことを話すばかりでは、自分の知識に新しいものは何も加わりません。あなたは自分自身についてなら、すでによく知っています。
著者の提案する会話のチェックポイントは以下。
- この人について私は今、何を学んだだろうか?
- この人にとって今日いちばん気になるのは何だっただろうか?
- 今日の話題について、この人はどう感じただろうか?
上の質問に答えられなかったら、もっと「聴くこと」に意識を向けた方がよいってことですね。
②IQが高い人は聞き上手?
頭のいい人や内向的な人は聞き上手?と思われがちですが、実際は逆。そういう人は、ふだんから脳内にいろいろな考えや思考がとびかっているからだそうです。
人の思考スピードは平均1分につき120~150ワードと速く、聴く時には860億個の脳細胞のわずかしか使わないため、頭のいい人、内向きな人ほど、余っている認知能力の中をさまよい歩き始め、いろんなことを考え、集中できなくなるそうです。
そして、気が散る最大の原因は「次にどんな気のきいたことを言おうかな」「どんな破壊力のあることを言ってやろうか」などと考えることだとか。
アナウンサーや芸人の影響で、ポンポン、と機敏な返しをしなくては…と思いがちなのも、「聞くこと」に集中できない要因ですよね。よく考えるとテレビやラジオは台本がある上にしゃべりのプロです。それと同じことをしなければ…というのが間違っているのですけれど。
③ダメな聞き手の特徴いろいろ
限定的な質問
オウム返しや言葉の言い換え
聞きベタな人がついやってしまうことも、いろいろ指摘されていますが、ありがち~って思ったことを下にまとめておきますね。
ダメな聞き手がやってしまいがちなNGポイント15
- 話をさえぎる
- 言われた言葉に対し、あいまいな、または筋が通らない反応をする
- 携帯電話や時計、部屋の他の場所など、話し手以外を見る
- 落ち着きがない(姿勢を頻繁に変える、ペンをカチカチさせるなど)
- 要点を受け止めずにずらす
- 「~だと思わない?」「って本当?」「ってそうなんでしょ?」など、相手が他のことを言いにくい限定的な質問をする
- 悩んでいる人に、「どんな気持ちか理解できる」と言う
- 問題の原因を突き止めようとする。またはどうすべきか言う。
- 相手の心配事を「大したことないよ」など、矮小化する
- むりやりポジティブな言葉を使って違う見方をさせようとする。
- 相手の強さを称賛する
- 相手の言ったことばを、ただオウム返ししたり、別の言葉に言い換える
- 「お仕事は? お住まいは? 出身校は? ご結婚は?」などの値踏みするような質問をする
- 人種や性別 世代などで分類し、わかったような気になってしまう
- 車や服、学歴などで特徴を決めつける(シグナリング)
全体に通底するのは「常に自分の内なる姿勢に気をつける」というアドバイスです。
外面だけうなずいたり、目を見たりしていても、心の中で「この話役に立つ?」とか「時間がもったいない」とか「ばかなの?」とか思っていると、本心は伝わってしまいます。
どんな人に対してもオープンな気持ちで、好奇心を持って聞くことが何より大事ということですね。
3,聞くのが上手な人の特徴
①人質交渉の現場で説得するコツ
「聞き上手」のエピソードで印象的だったのは、FBIで人質交渉を担当したゲイリー・レスナー氏の話です。
人質交渉では、声をかけることで、「魔法のように銃を置かせるとか、犯人が降参するような心をうつ説得をする」と思われています。
けれどレスナー氏は言います。
実際は「相手の視点を理解しようと耳を傾けている」と。
たとえば、以前つき合っていた女性を人質にとって立てこもっていたとしたら……
「何が起きたのか話してくれないか」
「彼女の言葉で本当に傷ついたんだね」
と、言いたいことを聞くのに時間をかけるのだそうです。(多くの場合、家族や友人にきいてもらえていない)。
②「なぜ?」と言わないで真実を語らせる
ナオミ・ヘンダーソンという名モデレーター(会議の司会進行をしながら本音を聞き出し意見を分析してまとめる)の話も示唆に富んでいます。
たとえば、深夜に買い物をする人の動機が知りたい時に、「日中にできなかったからですか?」といったわかりきった合理的な質問はしないと言います。
聞くときは、こんなふうに…
「最近、夜11時にスーパーマーケットに行ったときの話をきかせてください」
これで、実際の行動や思いが語られ、本当の動機が見えてくるそうです。この場合、人はなんと答えたか?は本書を読んでくださいね。
桜畑も仕事でアンケートを作成するとき、上記のような予想される回答への質問のほかに、自由記述欄を必ず設置していました。そして実際、こちらに書かれた内容の共通点を集めてみると、それまで世間でも気づかれていなかったような事実や情報、思いがみえてきてハッ!となり、いい結果につながることがとても多かったです。
相手を信じ、自分の言葉で語らせることは本当に大事ですよね。
③すぐれた聞き手 10のポイント
その他、「すぐれた聞き手」の特徴として、こんなことが示されています。
- 「次に自分が何というか?」を心配せず、相手の話をすべて受けとめた上で、反応をする
- 沈黙を恐れず、相手が結論を述べた後、考える間を空ける
- なんと言っていいかわからないときは「何と言っていいかわからない」と口にする
- 「少し考えたい」と言って考えをまとめる。相手も自分も尊重できる
- 余っている処理能力を頭の中の寄り道に使わず、相手の話を理解するために全力をあげる
- 聞くことを瞑想のようにとらえ、注意散漫になったら、再び意識を集中させる。
- 相容れない考えや白黒はっきりしないグレーゾーンに耐えられる
- 自分自身を理解して、会話中の自分の感情(恐怖、欲求など)を認識できる
- 間や沈黙を受け入れる。相手がうまく言葉にならない何かを伝えようとしているかも…と待てる
- 意見が合わない人に、敵のように反応せず、相手になぜそう思うか、理解するために質問できる
最後の項目は、議論をすすめるために、特に大事な習慣ですね。
効果的な反論は、相手の視点を理解し、その人がなぜその視点を持つようになったかを完全に理解してのみ、可能となります。
その人は、なぜその考えを持つようになったのでしょうか?そしてあなたが自分の考えを持った理由は何でしたか?
傾聴は傾聴を生みます。
自分の話を聞いてもらった経験がある人だと、あなたの話を聞いてくれる可能性がずっと高くなります。
4,なぜデジタルコミュニケーションではだめなの?
①深い交流がないと孤独感がつのる
2018年にアメリカ人2万人への調査で、日頃顔を合わせての深いやり取り(友達とじっくり話すなど)をしていないと答えた人が半数近くに上っていたそうです。まわりに人がいても孤独感、孤立感をよく抱くと回答した割合もほぼ同じだったそうです。
約40年前、1980年代の調査では、同様に答えた人は20%のみ。自殺率も1999年から30%増加したことを、著者は憂います。そしてスマートフォンを見ている時間が長いほど、幸福度が低くなると示す研究にも、危機感を示しています。
「誰かの話を本気で聞く」という資質が忘れられる、あるいは身につけてたことさえなくなっていくのでは?と。
②コロナ禍の貴重な体験
桜畑がコロナ禍に在宅勤務に移行し、そのまま会社を辞めた頃から、東京では約1年半、緊急事態宣言、まん延防止措置などが続き、人に会ったり、話すことがはばかられる日々が続きました。
長年の会社勤めと通勤に疲れていたので、この状況を実は歓迎。でも数ヶ月、趣味の仲間や親きょうだい、ご近所ママ友とさえ話せない日が続くと、さすがに活力が低下してくるのがわかりました。
2021年9月28日、緊急事態宣言が全面解除となったときの、「え?ほんとに…?」とジワーッとくる安堵感とうれしさ…。 自分のようなひきこもりでも、SNSやネットでは満たせないなにか、生身の人間と会ってことばを交わすことの必要性を知った瞬間でした。人類にとって貴重な「人体実験期間」ですね。
『LISTEN』にはアメリカ南部で多くの作家が輩出された理由をある短編小説家にきいたエピソードがあります。
「あのね。私たちは軒先のポーチに座って話をする以外、やることがなかったの。そこでしていた話を書き留めた人がいただけ」
日本で言えば「縁側」でしょうか。顔見知りとの茶飲み話。何気ない日常の交流から得られる創作のヒント、紡がれる物語の意味を考えさせられることばです。
③ネット文化の偏り
著者は、「長々と自慢話をしてくる人や、大腸内視鏡検査を受けたときのことを事細かに説明してくる人もいる」と、生の会話より、数10~数100万もの人にメッセージを送れる電子的なコミュニケーションの効率のよさも認めています。
しかし、そのせいで人と直接会っても、スマホの写真を見せ合い、話しの最中にうつむいてスポーツの結果やトレンドをみる風潮には疑問を投げかけます。
さらに深刻なのは、「メディア、政治家、ロビー活動化、社会活動家、企業にとっても、人々の声を聞くことが、主にソーシャルメディアのトレンドや、オンライン調査になっている」ことだと指摘します。
さらにSNSメディアのアカウントの15~60%は、生身の人間のものではないという説も。そして、ネットメディアにコメントをする人は、見ている人の9%、発信する側の人はわずか1%なのだそうです。
④ネットの吸引力は危険
手持ちぶさたのとき、心配事があるとき、無意識に手を伸ばしてしまうスマホ。SNS、ゲーム、ニュース、地図、レシピ、動画、ポッドキャスト、買い物などーー「どれもが、生きた人間とのつながりと比べたら充足感を与えてくれない」と著者は主張します。
そして、「フェイスブックやグーグルといった企業は、あなたを虜にするために、コンピューター・サイエンス、脳科学、心理学を組みあわせ、不安や虚栄心、欲を刺激する方法を開発しています。なぜならこうした企業は、ユーザーのタップ、スワイプ、スクロール、クリックで稼いているからです。」と、私たちが見てみぬふりをしている真実を、突きつけます。
「私は音が鳴っても無視できる」という人もいますが、人間は、情報がひとつ入ってくるたびに、注意力が低下するという研究結果があるそうです。
人の話に本気で耳を傾けるために、物理的空間も、心の状態も整えること。静かで邪魔が入らない状態をつくることを著者はすすめます。
誰かと散歩、野山を歩く、電車や車の移動などは、割とそんな状況をつくりやすいですね。そう思うと、コロナ禍で奪われていた「旅行」というのは、だれかと邪魔の入らない時間、空間をつくり、じっくり話すためにも必要なものだったのかな?と思えてきます。旅先でスマホやパソコンやテレビの誘惑を、退けることができれば…ですけれどね。
5,自分の声に対しても聞き上手になるには?
①抑え込むと危険な「内なる声」
この本の大事な学びのひとつは、自分の中の声(内言)の聞き方についてです。
人間はもともと問題解決をしたがる傾向があるため、静かになると自分の問題に考えがいってしまいがちだといいます。なので、考えなくてすむように、常に何かしようとする人も多いそうです。
でも、この「内なる声」を抑えこもうとすると、余計に声が大きくなり、昼間忙しくしていても、眠っているときにやってきて、「ねぇ、私のこと覚えている?!」と言ってきたりするそうです。心当たり、ありますよね?
②人の話に耳を傾けると幸せになるわけ
もし、この内なる声が、ネガティブな親や友人のようなものだったとしたら?
それを、親切で、オープンな考え方を提案しれくれるセラピストのような声に置きかえるとよいのだそうです。
人間は頭の中でひとりごとを言って、意見交換をしているのですが、その際に使われる脳の部位は「会話」で使われている部分と同じなのだそうです。
ということは…
大勢の人に耳を傾けるほど、頭の中の問題をより多面的に議論でき、解決法も増える
ということ。
逆に言えば、自分にどう語りかけるかが、他人の話をどうきくかに影響する。もしいつも自分を責めがちってことは、人のことも責めてしまうってことですね!
頭の中で再生される声は、子どものころに聞いた声が反映されるそうです。
もしまだ誰かの影響で、自分や人を責めがちであれば、今日から意識して、自分の中にやさしいセラピストのような人格をつくっていきましょう。
自分の声、人の声に、しっかりと耳を傾けられるようにすると、日々の幸福感が変わり、仕事、人間関係、そして人生もよい方向に変わっていく……
この本の最重要メッセージですね。
*参考 50代セミリタイアは不幸の始まり?ひきこもって考える『幸せのメカニズム』
6,まとめ 自分のペースで聞く能力を高めよう
①聞くことが無理な人は避けてよし
優れた聞き手は「自分の限界を知り、無理はしない」ーー聞くことはかなりの労力を使うので、どんな人でも、どんな動機でも、ずっとは聞き続けられないそうです。
知的、精神的な元気がないときは、いったん会話から離れたほうがいいとも言っています。
また、どうしても波長が合わなかったり、話を聞くと「必ず気分が落ち込んだり、ないがしろにされた気持ちになったり、苦しくなったりする人」は避けた方がいいと言います。話をきいたからといって、その人が改善されるわけではなく、精神医学の専門医でさえ、「誰もが治療できるわけではない」と言っているからです。
②よりよい社会と自分をつくるために聴く
とはいえ、多くの場合は「聞く努力は報われる」といいます。その果実は…
- 他の人がどう苦悩に対処しているかを聞けば、自分のヒントになる
- 誰もがーー愛されたい、目標がほしい、死ぬのが怖いなど似たような悩みを抱えているという理解につながる
- 自分の視野の外側で展開する世界に気づき、受け入れられるようになる
- 自分の視野の内側で起きていることの整理に役立つ
- さまざまな考えや意見に触れているため、非難に対して打たれ強くなる
たくさん聞いた人ほど、世界の真実や、人生の果実をたくさん受けとれるということですね。
私たちは人の役に立とうとして、アドバイスや忠告をしたり、ググった情報をおしつけたりしてしまいがち。
でも、もっと深く話を聴くことができたら、メディアやネットや本で見つけることのできない、真実を、人の話からみつけられる、ということをあらためて教えてくれる本です。
ほかにも「カップルになれる会話のこつ」とか「会話の裏の意図の読み方」など、「へぇ~」と思うトピックがこれでもか、と詰め込まれた充実の500ページ。
ぜひいちど、手にとってみてくださいね。
それでは、また!