忙しいときこそ、時間貯金を!
こんにちは。桜畑です。
イベントが続いた年末年始が過ぎて、落ち着いてひきこもれる時間(笑)が戻ってきました!
グーグルカレンダーに真っ白な日がたくさんあると、ワクワクします。
今日何をするか、1日をどう使うか。自分で決められる生活って本当に心がのびのびしますね!
「時間は貯金できない」ってよく言います。でも、今の自由な時間って、過去の「時間貯金」(貯時間)によるものだよなーって思う。なので?今回は、「子育て中でも、時間は貯蓄できるという話」を書いていきますね。
こんな疑問に答えます
仕事と育児と家事で自分の時間がなくて辛い!
どうやったら時間ができるの?
人生時間を貯金するって、どういうこと?
目次
1,自分だけの時間がほしい!という心の叫び
①いちばんほしいものはなに?
ある週末、図書館で行われたコミュニケーションに関するセミナーに参加。「あなたが今いちばんほしいもの」と理由を書き、隣の人と見せ合うというワークがありました。
私の隣は30代くらいの女性。渡された紙には「自分だけの時間が欲しい。なぜならもっと家族に優しくなれて、自分も穏やかになれるから」とありました……(涙)。
お隣さんはワーママだったのかぁ!仕事と育児と家事で24時間営業。自分を取り戻す時間がなくて辛い。だから家族にもやさしくなれない…。そんな葛藤を抱えてここに来たんですね…。
思わずコメント欄に「わかります!!」「家族への愛情が伝わってきます」「いずれ時間はできますが、今時間をつくることもあきらめないで…」って書いちゃいました。
人を元気にするのは「自分だけの時間」。それをちゃんと自覚して、なんとかして週末の2時間のセミナーに出席した。それだけでもすばらしいっ!て思います。
②ワーママがつくれる「自分だけの時間」とは?
「お母さんは笑顔で」とかよく言いますが、「それ求めるなら時間くれ」って感じですよね。
ワーママがひとりだけになれるとしたら、
- 昼休みにひとりでランチ
- 移動時間の合間のカフェ
- 出張の行き帰りや宿泊先の夜
- 休日に、夫か親が子どもをみてくれる時間
- 早朝に起きる、または夜中に起きた時間(体力のある人のみ)
などでしょうか…。桜畑はいっとき、本を読むためにわざわざ遠回りして座れる電車に乗って帰宅したりしてました。
専業主婦だと下の子どもが幼稚園や小学校に行き始めると、少しずつ自分の時間ができるんですけどね。フルタイムワーママは、家も会社も、常に人がまわりにいる。
そうこうするうちに「ひとりの時間」が必要ってことさえも、わからなくなってしまったりするんですよね~。
③子育て奮闘時代に時間の貯蓄ができる
どうがんばってみても、シングルやDINKS(子どものいない夫婦)に比べ、圧倒的に時間貧乏なワーママ…。
しかしですね、皆さん。
ワーママ経由でセミリタイアすると、びっくりするほど「自分の時間」が戻ってくるんですよ!人生トータルで見たら、私、いちばん時間金持ちじゃないか?って気がしてくる。
なんで?
それは、いちばん忙しかった子育て期に、ものすごーく時間貯金(貯時間)していたから
なんですよ!
えっ?どういうこと?
2,人生の「時間貯金」をつくるこつ
①貯金&節約で時間貯金
子育て家庭の支出ピークは、子どもが大学生の時代。恐怖の教育費マックス期に向け、0、1歳から子どもを保育園に預けてせっせと働いた桜畑。
家族の思い出にはお金を使っても、生活費は節約して貯金しました。
やがてうちの年子ふたりは、留年、留学、進学などもせず、思ったより早く就職して家を出ました。
すると、ワーママ時代にせっせと貯金して残ったお金+退職金で、セミリタイアできるのでは?!って気づきました。
教育費のために節約が身についたおかげで、モノや外食にそうそうお金をかける習慣がない。家や地元で過ごせない時間が長かったから、ひきこもりでも新鮮に暮らせる…。だから大金はいらないなぁ…と。
というわけで、定年前に会社をやめ、
ワーママ時代に働いた時間(お金) ⇒ 働かなくていい時間 に変換することができました!
節約&貯金って、時間を貯めているのとイコールなんだなぁ…と実感。
ワーママ時代に、今の自分の節約&貯金が、いずれ「ビッグな自分時間」として返ってくるよ!ってことをわかっていたら…もっと楽しく働けてたかも…って思います。
みなさんはもっと狙いをもって計画的に、「節約」&「自分時間貯金」をしていってくださいね!
*参考 『お金か人生か』【まとめ&感想】セミリタイアやFIREの本質がわかる本
②「家事短縮スキル」で時間貯金
とにかく時間のないワーママ時代。なんでも手早くする方法を日々考えていました。
ルーティン作業の時間を減らす方法
- 掃除はルンバ
- 洗濯する小物は脱いだ時にネットに入れる
- アイロンはかけない(しわにならない服・小物にする)
- 食材は生協などの宅配に。買い物回数を減らす
- 食器や調理器具を減らしてさっと出せるように
- 料理は多めにつくって、翌日の副菜に
- 服の数と色数を減らし、パターンを決める
- メイクの手順や種類を減らす
- ベランダの植物をやめる
- 共有のものはひたすら整理&ラベリング。「あれどこ?」と言わせない etc.
どれもチマチマした工夫に見えるけど、根底にあるのは
- しなくていいことをよく考えて、やめること
- 「モノ」の「整理」と「流れ」「置き場所」をよく考えて決めること
結果、時間があるのに各種作業が爆速で終わるセミリタイア主婦(笑)という人種ができあがりました。
おかげで花やハーブを育てて、ゆっくり生ハーブでお茶を淹れる…みたいな時間も生まれてくるんですね。
この時間も、ワーママ時代に「家事効率化のスキルを貯金」しておいたおかげだなぁって思います。
育児と家事と仕事で満杯の今こそ、ルーティン作業を効率化したり省いたりするチャンス!。
世界的に有名なトヨタの「カイゼン」(効率化)だって、社員が奥さんの家事省力化を見習って編み出したもの。
プライベートの効率化は、仕事の効率化にも役立って、一挙両得ですよ!
③「家族の生活自立」で時間貯金
桜畑の母は、父の食事や身の回りの世話で「自分の時間がない」と嘆く昭和主婦(80代になっても!)。
桜畑はそれを反面教師に、「夫と子どもをいかに生活自立させるか」を常に考えていました。それが本人の幸せにもつながるし。
夫は結婚前、じゃがいもの皮むきからはじめてステップアップ。私より早く帰宅するので、すべての家事をこなせるようになりました。
*参考 共働きの家事分担。夫(妻)に家事をさせるこつ(スパルタ)
子どもたちは、小学生になったら、朝、起こさない。たまに起きてこなかったら、1度「○時だよ」と声かけするだけ。遅刻しても知らん…と放っておくので、争って自ら起きるようになりました。これが自立の第一歩。
夕食はお皿に盛り付けないで、自分でよそって自分で下げるカフェテリア方式。炊飯器の隣の引き出しにお茶碗を入れておくとか、スムーズに動けるように環境づくり。
中学頃からは「うちはシェアハウスだからね」と、洗濯も各自に任せ、個室の掃除、風呂掃除、食器洗いも当たり前にみんなでやっていました。
社会人になって1年で、ふたりとも家を出たのも、金銭管理や整理整頓、家事全般の「生活自立力」に自信があったからかな?という気がします。
*参考 実家が空き家に! 管理と片づけ方。そして究極の活用方法が生まれた話。
子どもたちが早く自立すると寂しいけど、その分自分の時間も部屋のスペースも増えます。その上、夫に家事力があれば、料理の作り置きなどしなくても、気楽にどこにでも出かけられます。
結局、セミリタイアして自由な時間を得られたのは、ワーママ時代の「家族の自立力貯金」のおかげが大。
なので、どうせ忙しい「ワーママ環境」なら、それを利用して、夫と子どもを生活自立力のある大人に育ててしまいましょう。
人生100年時代、夫と子どもが自立していれば、40代、50代で引退したあとの膨大な時間、人の世話に時間をとられずに、精神的、時間的自由を得られるんですからね!!
3,まとめ ワーママ環境を利用して、時間貯金をしよう!
というわけで、「人生の時間貯金」をする3つのコツとは、以下を子育て時代にやっておくこと。
- 貯金&節約でお金を貯めて ⇒ 自分時間に変える
- 家事スキルをあげて ⇒ 自分時間に変える
- 家族を生活的、精神的に自立させて ⇒ 自分時間に変える
ワーママ時代は、仕事と育児と家事で首がまわらない、生涯で最も時間貧乏な期間。
だからこそ、なんとかして時間を捻出するために、あれこれ考え、工夫する。
工夫の積み重ねが、今の自分の時間をつくるばかりか、引退後の時間も爆増させてくれるよ!ってことです。
それにしても、子育てママの「二重&長時間労働」問題、昔も今もなかなか解決しないですね。
こんな太っ腹な支援策のある国ができたら、みんな移住すると思うけどなぁ?👇
- 子育てをしている(人材をつくっている)人には、国から生活費を出して無理に長時間働かなくていいようにする
- 乳幼児の育児中は、誰でも無料で3,4時間は子どもを預けて働いたり遊んだり、休息をとっていいようにする
財源は? そりゃあ、笑顔のお母さんのもと、伸び伸び育った子どもたちが生み出してくれますよ!
それではまたっ!