こんにちは! 1年前に30数年勤めた会社を早期退職して、楽しくひきこもっている桜畑です。
教育費と住宅ローンは終了したものの、老後資金バッチリ!かは疑問符。
世間には「セミリタイアめざしてお金は充分貯めたけど、やめるのを迷ってる」っていう人もいて、羨ましい悩みだなぁって思います。
50代で資産1億円以上とか、不労所得がウン100万とか…、いや、もう充分でしょ、死ぬまでに使い切れないよね?っていう人も、満員電車で通勤し、会社で働き続けてたりするらしい…。
もしかして、お金があってもセミリタイアに向かない人というのは案外多いのかもしれませんね。
50代セミリタイアひきこもり生活を実践する私が、こういった生活に向く人、向かない人について考えてみました。
*失敗しない人の特徴は、裏を返せば失敗する人の特徴。①~⑧の各項を対比させています。
1,50代セミリタイアひきこもり生活
失敗しない人の特徴
①通勤や定時出社が嫌い、できない。会社が息苦しい
なんとか定時に出社しているけれど、朝のバタバタや通勤に疲れ切っている人。また、都会やオフィスのザワザワ感が嫌いとか、会社の謎ルールやムダな会議・メールがめんどくさい人。
これらがなくなるだけで、セミリタイアの大きなメリットを感じることができます。病的に遅刻するタイプの人はもちろんです。
➁肩書きは捨てられる
会社員の身分や肩書きはない方が自由で気楽に生きられるのに…と思える人は、セミリタイア向きです。
会社員とか公務員というだけで、世間からは「社会的にちゃんとしている人」と認定してくれそうな気がします。しかし、「○○株式会社○○部長」の名刺があっても、自分の暮らす街でそれを見せるチャンスはありません。退職とともに効果消滅する印籠。それを海に投げ込む勇気が必要です。
③家が好き。部屋を快適に保てる
セミリタイア族の中でも、特にひきこもりを志向する人は、自分の部屋で過ごす時間が長くなります。
家に帰るのが大好きで、部屋の中で心からくつろげる。そうじも片づけも苦ではないという人は、快適かつ、安上がりなセミリタイア生活ができます。家で1人が不安という人も、カフェや図書館で過ごせればOKですが。
④1人で過ごすことに喜びを感じる
1人でじっくり考えたり内省することで元気を回復する=内向的タイプ。会社を離れてひきこもるほど、生き生きするので、セミリタイアひきこもり向きです。
外交的なタイプの人は、会社で仲間といることでエネルギーを得ます。
50代ともなれば、自分がどっちのタイプかわかるはず。たぶんこれを読んでるあなたは、前者のタイプ…ですよね?
⑤時間の使い方をコントロールできる
土日や連休など、自由な時間をある程度計画的に過ごし、満足感を持って一日を終えられる人は、セミリタイア向きです。
家族サービスや家事もこなしつつ、自分のしたいことをする実力を磨いておきましょう。実際に「毎日が夏休み!」になってからでも時間管理能力は高められますが、すでに習慣化している方がラクです。
⑥心から打ち込める趣味などがある
家や地元で、打ち込める趣味やちょっとした仕事、ボランティアなどの活動は、セミリタイアへの近道です。
「会社なんか行ってる時間がもったいない!」って思えるくらいになると、やめる決断もしやすいです。ただ仕事が嫌なだけ…では案外やめられず、魅力的な未来が必要です。
⑦家族や、会社以外の仲間がいる
ちょっとした会話のできる家族がいることは、セミリタイア生活の大きな支えです。また、趣味の仲間と心の通う交流があると、会社に属さない不安を消し去ってくれます。
リアルなつながりがどうしても苦手なら、ネット上のSNSなどでの交流でも大丈夫。会社の人脈以外の人間関係をつくっておきましょう。
⑧生活資金、年金、老後資金を確保している。または、いざとなったら稼げる
セミリタイアというからには、ある程度の資産を確保している人がほとんどと思われます。
ひきこもりだと、服や靴、外食費、遊興費などあらゆる出費が低く抑えやすいので、富裕層ほどの資金は不要。いざとなれば稼げるスキルを持っていると、もっと安心ですね。
*参考 上記を完クリしている40代シングルが主人公の小説、『れんげ荘』についてはこちら
会社を辞めてのんびり暮らしたいと思ったときに読む本 『れんげ荘』&『海の見える家』
2,50代セミリタイアひきこもり生活
失敗する人の特徴
①通勤、定時出社が苦にならない。オフィス空間が好き
早起きが大好きで、満員電車が苦にならない体力と神経を持つ人。都会や人がいっぱいいるオフィスに出ると元気がみなぎる人は、当然、セミリタイアひきこもりに向きません。
定年退職後も大好きな会社で再雇用や顧問で働いたり、都心にオフィスを構えて自分の仕事をする方が、人生満足度が高そう。死ぬまでそれができれば最高ですね。
➁会社や仕事の肩書きが誇り
人一倍働いて、役員やCEOに昇りつめることを目指してきた人。自分がいないと会社が回らないという気持ちがある人。手に入れた肩書きで、幸福度が爆上がりする人。
今50代なら、まだまだこんなタイプの人はたくさんいるかも。充分な資産があっても関係なし。「会社」という生きがいに邁進しましょう。
③家にいると退屈
掃除、片づけ、料理など家事はしないのに、することがない…という人は、セミリタイアひきこもりは難しいでしょう。
仮にひきこもっても、同居の母親や妻が超世話焼きでもない限り、「粗大ゴミ」扱いされます。イヤイヤ定年退職した後でもよいので、高齢期に備え、お家時間を楽しむスキルを身につけましょう。
④人と話したりワイワイするのが好き
社交好きな人は、自分だけ早期退職してひきこもってみても、疎外感で病んでしまうかもしれません。
職場でのわいわいガヤガヤが生きがいなら、引き続き会社員生活を続けましょう。コロナ禍がすぎれば、またみんなと飲みにいける…はず?
退職後もひきこもらずに、旧友や地域の仲間と外へ出て遊びましょう。そのためのお金もしっかり貯めておかねばですね。
⑤夜や休日はテレビをみてだらだらしてしまう
セミリタイア後の膨大な自由時間は、テレビでだらだらでは埋められません。
週末や連休に、1日を目的意識をもって、計画的に過ごす練習をしてみましょう。疲れているからと、なんとなく過ごしてしまっても平気な人は、セミリタイアに向きません。会社に行ってテキパキ働きましょう。
⑥心からやりたい趣味などがない
お金は貯まったけど辞める踏ん切りがつかない決定的な理由は「本当にやりたいことがない」です。
セミリタイアひきこもり族は、ただ好きな本を思う存分読みたい…というだけでも辞めるモチベーションになったりします。やめたらこれをしよう!!とワクワクすることがない人は、まだ時が熟していないのかも。
まず、子どもの頃夢中になった遊びや、好きだった場所を思い出すことからはじめましょう。
*参考
【朝活】モーニングページって何?本当のやり方と効果。知恵の泉にアクセスすると人生が変わる話。
⑦家族がいない、会社の人脈以外に仲間がいない
セミリタイアひきこもりの人は、孤独に見えますが、実は家族との関係が良好だったり、自分の好きなことでつながれる人脈をもっていたりします。
家族がいなかったり、仕事一筋で、会社関係の人脈だけでは完全に孤独になってしまいます。定年退職までに、会社以外のつきあいを広げておきましょう。
⑧老後資金が不安。または限りなくお金を貯めたい
何千万円お金があっても不安という人、お金があればあるほどいいと思う人は、セミリタイアに向きません。
結局使い切れないお金を遺して最期を迎える人は多いそうですが、それが高齢期の精神的支柱になることも事実です。利子や不動産で暮らせる富裕層は別にして、貯金を取り崩して生きるには覚悟と勇気がいり、以外とハードルが高いかもしれませんね。
*参考
50代セミリタイア ひきこもり1年。お金ってどうしてるの?
3,まとめ ひきこもりな性格は強み。
リタイア生活をまったり楽しもう!
①だから、あなたはセミリタイアできない
多くの人は、老後に不安のない資産と年金を確保していても、慣れ親しんだ環境で働き続けてしまいます。
理由は ①会社が好き ➁肩書きが大事 ③家が退屈 ④人が好き ⑤時間管理ができない ⑥心からやりたいことがない ⑦社会的孤立、孤独が心配 ⑧お金が心配 など。
ひきこもり体質の人は、むしろ家や孤独が好きなので、世間体やお金を超越してセミリタイアしやすいんですね。
とはいえ、私自身、上のほとんどの項目に当てはまっていた時期も長かったので、忙しすぎる故にそうなっている可能性も忘れないでいてほしいと思います。
②自分で決める引退の幸せ
早期退職=敗北、と思う人もいます。でも、セミリタイアは他人の決めたリストラや定年で会社を去るのとは違います。
新しい未来のために自分の意志で決めた早期退職=セミリタイアは、むしろ前向きで爽快です。その後の未来の可能性に比べたら、退職金や年金の差なんて…と思えるはず。
子どもの巣立った家での日中孤独な生活…は、意外と寂しさは感じなくて、穏やかで静謐で、とってもいい時間です。
ひきこもりセミリタイア生活、「失敗しない人」の8項目に当てはまった人は、ぜひ検討してみてくださいね!
お金があってもなくても、贅沢な時間が待ってますよ!!